ある戦争のレビュー・感想・評価

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ある戦争

劇場公開日 2016年10月8日
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守れなかった足

冒頭から問われるこの戦いに意味があるのかという疑問。しかし、PKOに参加しなければどうなっていたのかについて答えは持ち得ない。政治判断そのものへの疑問を投げかけるのは容易い。しかし、疑問だけ投げかけた結果、その政治判断を躊躇することが正しいことかわからない。
現実社会には正解が用意されておらず、その結果、多くのものが傷つく。主人公もしかり、主人公に通じて惨殺された一家もしかり、第6地区の住人もしかり。
それが現実に背負わされた運命であり、傷ついた者達には、慈悲を持って接したい。我々も皆、気まぐれな現実に隣り合わせになっている一員でしかないから。

Kj
Kjさん / 2017年5月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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他の戦争映画と一線を画すテーマ性。罪悪感の行方に考える。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

戦争のリアル。派手なアクション映画で観る「戦争」ではないし、反戦のメッセージを掲げた戦争ドラマで観る「戦争」とも違う。職業として戦地に赴く兵士たちと、彼の帰りを待ちながら日常を送る家族たちのそれぞれの姿が、ドキュメンタリーさながらのリアリティで描かれていく。戦地で日常を生きる男たちと、日常の中で戦地を思う家族たち。銃声の響かない時の兵士たちの様子など、戦争のリアルを感じるようで(まぁ実際、戦争を一度も経験していない私に、リアルも嘘も分からないのだけれど)思わず見入った。

しかしこの映画が本題に入るのは後半部分だ。主人公が負傷した仲間を救うために下した一つの決断から、子どもを含む民間人11人の命を奪った嫌疑をかけられ、裁判を受けることになる。かと言って映画が法廷劇に様変わりするわけではない。物語は、主人公の罪の意識を問い質すように進む。本当のことを話してしまえば、まだ生まれたばかりの我が子は父親を知らずに育つことになる。彼はただ仲間を助けたかっただけだ。場合によっては彼の嘘のために命が救われ、彼はヒーローだったかもしれない。ただ今回は、民間人を巻き添えにしてしまった。ふと思い出したのは、東日本大震災の時の避難誘導が的確でなかったと、訴訟を起こした遺族の話。結果から逆算すればそれが間違ったことだと分かっても、その瞬間には何が最善策であるか分からない状況下で(この映画の場合は訓練を受けたプロフェッショナルであることが悩ましいが)、自分とそして他人の人生を変える選択をする一瞬が来るという怖さ。これで主人公が法に裁かれ罰を受けることになれば、彼にとってはある意味で気が楽だっただろう。しかしこの映画は違う筋書きを辿る。だからこそ、余計に主人公は重い十字架を背負う。亡くなった民間人の中には子どももいた。無罪を勝ち取った男は静かに我が子を抱きしめる。何も知らずに見れば幸せそうな親子の姿。しかし彼にとってはあまりにも胸の痛い抱擁。ただの戦争映画とは違うアプローチで、一味違うメッセージを投げかける良作だった。

天秤座ルネッサンス
天秤座ルネッサンスさん / 2017年4月11日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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戦争

これをハッピーエンドと呼んで良いのか難しい。
戦地に於いて何が正しい選択なのか、仲間を守るために他人を殺すのは正しいのか、どんな結末が一番正しいのか、その判断は難しい。
結局戦争で行われていることに正しい行いなんて無いというのが正解なんだろうけど、実際にこのような戦争が起きている以上はそんな事じゃあ済まされないのもわかる。
戦争は怖い。

95

ヨッシー
ヨッシーさん / 2016年12月14日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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この任務に、意義があるのか?

 駆けつけ警護の訓練。暴徒に囲まれた国連スタッフを、自衛隊が救護する訓練を、テレビで見ました。ところで、あの暴徒の中に、プラスチック爆弾でできた、ジャケット羽織る人がいたら…。
 選挙の前に、是非多くの方に観て欲しい。それに、法律を作る人達もね。現場の過度なストレスは、机上では伝わらないと、痛感します。
 私事ですが、先日、事故に遇いました。?の次の瞬間、!です。最善を尽くしたつもりでも、後から、別の選択肢があったのかと、考えてしまうものですね。
 「ハドソン川の奇跡」では、ありませんが、即断即決が要求される瞬間が、突如やって来る。皆さんも、思いあたる節あると思いますが、それを後から、糾弾される気分って、どんな感じですかね。仲間が死ぬのを、黙って見ているのが、最善とは思わないですけど。
 少し含みのあるラストのような気がしますが、いずれにせよ、交戦規定どうりに、人を殺せ!。それが戦争と殺戮の違いだ!。と言われたような、ちょっと苦い話です。
 まぁ、確かに、戦争なら、何でもOK にしたら、世界は狂気と憎悪で、潰れてしまうことでしょう。しかし、その任務に、どんな意義があるのか?。外交手段として、人が人を殺すことが、正当化される世界と、そのルール。早く終わらないかな。この国の防人の皆さんが、銃の引き金を引く前に。

機動戦士・チャングム
機動戦士・チャングムさん / 2016年10月28日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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唯の感想にすぎず、適した言葉が見つからない。これほど悔しい作品はない。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

『ある戦争』。いつもの戦争映画と思い、あまり期待してはいなかった。
民間人を敵(タリバン)から守り、人道支援のためにタリバン攻撃下にあるアフガニスタンへ、派兵された
デンマーク人クラウス。本国で無事を祈る家族、アフガンにいる父親の場面が殆ど交互に映し出される。
「とある」ことによって本国へ強制帰国されるのだが、そこで法廷裁判が待っている。
タリバンと戦うクラウスが指揮官であり、タリバンが攻撃したのではなく、民間人に向かって攻撃したのでは
という嫌疑がかかる。しっかり戦闘相手の確認をせず誤認ではなかったのか。その現場にいた仲間たち全て曖昧な
供述ばかり。最後は???。戦場では、いかに冷静でいられるか。何のために戦っているのか。
日常とは全く別で、異常であり閉塞感である戦場で、いかに正義を盾に戦えるのかを訴えている
秀逸な作品であった。

突貫小僧
突貫小僧さん / 2016年10月8日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  泣ける 悲しい 難しい
  • 鑑賞方法:映画館
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命と決断の重さ ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

アフガニスタンに派遣されたデンマーク軍の部隊を率いる主人公。

彼は自分の作戦で部下が危険に曝される恐れ、そして実際部下が命を落とせば、隊全体の士気は下がり反発も受けることを身をもって知っています。
スパルタ風の鬼軍曹ではなく、部下を気にかけ、作戦に理解を求め、故郷で暮らす家族には決まった時間に衛星電話をかけるという、真面目な人柄の隊長であることが伺えます。

彼の空爆応援要請で、民間人が犠牲になったことで軍法会議にかけられるのですが…。

部外者が天秤にかけるとすれば、複数の民間人の命と瀕死の兵士1人の命ですが、兵士達からすれば、全員隊長に命を預けている訳で、主人公の決断を責めることは出来ません。

部隊の結束は血よりも濃い、という感じがしたのですが、証言台に立つ部下達や仲間の思惑が分かりにくかったです。

応援要請の決断よりも、そもそも保護を求めた現地の家族をあの時助けていれば、その後の悲劇は起こらなかったかと思うのですが…。

戦線の日常と、主人公の帰りを待つ家族の日常を淡々と描いたドキュメンタリーのような作品です。あえてそう描くことで、観客にも考えることを促しているのでしょう。良い題材だと思いますが、終盤は残念ながらあくびが止まりませんでした…。エンターテイメント性は皆無と感じました。

everglaze
everglazeさん / 2016年7月30日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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戦える理由 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

兵士の死や民間人の死を仕方ないものとは考えていない主人公が瀕死の仲間や隊を護る為に銃撃や爆撃の状況、方向を判断して指示した空爆要請。
結果として民間人の犠牲はあり、訴追されたのは仕方ないが、兵士の命を軽んじる隊長の下で誰が戦えるというのか。
戦争に反対することと兵士を断罪することは異なること。
只々映像でみた主人公の言動と民間人が犠牲になったことのみに注視し、有罪判決に持ち込もうとする検察の態度には違和感しか覚えない。

坦々とした、まるでドキュメントの様な描写の戦地での様子はとても良いが、法廷のシーンは前述の様に感じた為、もやもやが募った。
全編を通して割りと坦々としており眠くなるかも。

Bacchus
Bacchusさん / 2016年7月30日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  悲しい 難しい 寝られる
  • 鑑賞方法:-
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