劇場公開日 2016年10月29日

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「ブリジットありがとう」ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 はんぺんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ブリジットありがとう

2017年4月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

と、言いたくなる映画でした。

個人的なことになってしまいますが、第1作公開当時、私は高校生。
この映画のギャグには笑えども、女友達とつるんでいれば箸が転げても可笑しい、アラサー独身女の悲哀なんて無縁な希望に満ちた年齢でした。
そんな私も今や独身オーバー30。
人生の色々な選択肢に悩み、後悔し、男の世界に泣かされ、利用し、やけっぱちになり、それでも楽しく生きたいと自分を見つめなおすとき
、いつもこの映画がありました。
振られても馬鹿をやっても、めげずにチャカ・カーンを流し、王子様なんて信じていなくても、日々前向きに生きようと、ブリジットジョーンズを見返しました。

そんなわけで今作は、十数年来の付き合いの友人たちが結婚したような感慨があり、ありのままの君を愛する、というマークの定番決め台詞には本気で涙腺が崩壊し、赤ちゃんの可愛さにまた号泣してしまいました。
エンドロールで涙を拭いて席を立ち、辺りを見渡せば観客ほぼ全員女性で、泣いている方もたくさんいて、本当にブリジットジョーンズは女性から愛されているんだなあと実感しました。
本作は本当に完結編ということで、心からありがとうと言いたいです。

ちなみに、愛と青春の旅立ちは、私の母がそれこそビデオテープが擦り切れるほど見た映画でした。なのであのシーンでは泣きながら爆笑。
どの年代も、女性はやっぱり王子様を夢見ているのです。

はんぺん