劇場公開日 2017年1月28日

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「まさかこんなに響くなんて」恋妻家宮本 ナスさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0まさかこんなに響くなんて

2019年6月30日
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怖い

始まりから前半くらいは、単調な邦画のパターンなのかなー、阿部寛でもハズレもあるしなぁなんて、見てました。しかし後半からは、人生50年生きて、子育ても終えて夫婦だけになり、どう生きていくのかという事が、未経験ながらもリアルに感じられる展開でした。
なんて恐ろしいテーマだったのか!と。
駅のホームで美代子さんが、何故離婚届を書いたのか打ち明けたシーンで、凍りつきました。まるで、子供が自分を必要としてくれる日々には終わりがある。その後どうするの?と、自分に言われているようでした。
生き方を考えるきっかけになる映画とは思いもせず、記憶に残る一作になってしまいました。

ナス