劇場公開日 2016年9月10日

  • 予告編を見る

「本田博太郎風実写映画評論家「原作に対する冒涜だ」←頭かたっ」四月は君の嘘 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0本田博太郎風実写映画評論家「原作に対する冒涜だ」←頭かたっ

2022年4月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

楽しい

初鑑賞

2016年の作品

原作未読

アニメ未鑑賞
アニメの画像をチラッと見たが吐き気がするほど気持ち悪い
ああいう絵は大嫌いだ
生理的に無理
三次元の意味がわからないアニメオタクには悪いが僕は断然広瀬すずの方が良い

アニメ化実写映画化だけでなく舞台化もされた名作
そのうち宝塚や歌舞伎にもなるかもしれない

例外に漏れずこの作品も原作厨には向いていないようだ
2時間余りの映画にすっきり収めるにはピアノのライバルたちとか余計なのでこの選択は正解
数々の細かい設定の違いも作品の世界を台無しにするほど酷いものではなく許容範囲といえる
むしろ原作の舞台がゴミゴミした練馬区西武池袋線沿線から実写映画では美しい鎌倉市になりナイスアレンジ
原作厨は何から何まで原作と同じじゃないとボロクソに叩くので昨今のアニメより嫌悪感がハンパない
評価が低いとしたら原作厨のせいであり星一つくらいプラスした方が一般的評価に近づく
原作厨の主義主張は百害あって一利ないので実写映画を観ないでほしいし感想をネットに発表しないでほしいものだが
原作ファンに対しても充分に配慮しなければいけないが邦画好きが原作ファンのレビューにどれだけ不快な思いをしたことか
有馬公生が幼少の頃スパルタ教育のママにビンタされたあと暴言を吐いてしまうシーンがあるが僕も原作厨に対して同じようなことを言ってやりたい

新城毅彦監督映画作品初鑑賞
新城監督が演出した菅野美穂主演のテレビドラマ『きみの手がささやいている』は全て鑑賞
脚本は『小さき勇者たち ガメラ』『ストロベリーナイト』の龍居由佳里

ヒロインが病気で死ぬ話
癌ではなく神経の病気で脳の手術かもしれない
ありふれた感動なんとかモノ
ヒロインが元気すぎるほど陽気で残されたお相手役はどちらかというと暗めでヒロインに翻弄され気味という構図は『君の膵臓をたべたい』ともよく似ている
友だち以上恋人未満という微妙な関係
ヒロインが根暗ではなく生命が爆発するほど満ち溢れているからこそ死というギャップに悲しみが倍増するのかもしれない

クラシックは嫌いじゃないしむしろ好きだけどなぜかピアノ演奏を主体とした真面目な映画は眠くなることが多い
みんながみんなそうではないしむしろ気持ちが高まる曲の方が多い
クラシックのなかには子守り唄のような心癒される曲がありそれに促されされてしまうのかもしれない
それでも今回は眠くならなかった一番の要因は広瀬すずのポテンシャルに尽きる
今はアリスの方が人気の上で逆転してしまった感が有るがやっぱり妹もなかなかである
完全に宮園かをりにハマっていた
山崎賢人も良かった

かをりのスカートが風で捲れるシーンがあるがもちろんパンツは見えない
残念な気持ちがないといえば嘘になるが今回の作品の場合はそれはそれで良かった
その点でいえば映画史上いまだに語り継がれるマリリン・モンローは偉大である

強いてあげるなら澤部もチームメイトもソフトボール部所属のわりに線が細い気がする
ソフトボールに青春をかけている女子はもっとガタイがいいはずでモデル体型の人は見たことがない
ゴリラはさすがに言い過ぎだが実業団の豊田織機ソフトボール部の選手たちの体格を試合で見たことがあるので若干リアリティーに欠ける

公生を友人Aと呼ぶヴァイオニスト宮園かをりに広瀬すず
母の死をきっかけにピアノの音が聞こえなくなった元天才ピアニスト有馬公生に山﨑賢人
ソフトボール部に所属する有馬公生の幼馴染澤部椿に石井杏奈
「無理かどうかは女の子が教えてくれる」サッカー部に所属する有馬公生の友人渡亮太に中川大志
澤部椿が所属するソフトボール部のチームメイトに古泉葵
他界した公生の母でピアノに関しては超スパルタだった有馬早希に檀れい
早希の友人で公生の良き理解者瀬戸紘子に板谷由夏
バイオリンコンクールの審査員に甲本雅裕
バイオリンコンクールの審査員に本田博太郎

野川新栄