ヒメアノ~ルのレビュー・感想・評価
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衝撃作
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浜田が、とあるきっかけで高校時代に同じクラスだった森田と出会う。
森田は喫茶店の女の子のストーカーをしてた。
やがて浜田はその子にコクられて交際を始め、森田に命を狙われる。
森田は恐ろしい奴で、高校時代に自分をいじめた奴を殺してた。
そしてその時の共犯であるいじめられっ子から金をゆすり取ってた。
その男がそれに耐えかねて彼女と共に森田を殺しに来たが、
逆襲してその2人を殺して家ごと燃やす。
で民家にいた女を殺して居座り、帰宅した夫も殺害。
疑いを持ってたずねて来た警察官もまた殺害して銃を奪う。
さらに浜田の先輩を銃で撃ち殺人未遂。
やがて女の子の家を襲い、助けに来た浜田も殺そうとする。
しかし浜田が事前に警察を呼んでて、何とか助かった。
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うーん、残酷。何でこんなに評価が高いのか謎。
トラウマになりそうなほど衝撃的な内容やった。
見てるのが辛かったし、気持ち悪かったわ。
感想メモ
悲しい話だった
躊躇なく人を殺す森田くん、頭おかしい
でも、殺人鬼の人格形成には学生時代のいじめが関係していて、一概に頭おかしいとも言えない。
いじめてた奴が元凶じゃん、と思うが、彼も親から暴力受けていじめで発散してた可能性もあるし、人が人をおかしくする様を見た後では知らずにどうこう言えないな、と思う
最後笑顔で話しかける演技が凄い、優しい頃の森田くんを殺してでないと生きていけない世界にいたんだろう、つらい
ムロツヨシはちょうどよく物語にコメディ感を与えてくれている、奇声をあげるところが好き
女の人がハニトラかと思いきや本当に濱田岳がタイプだったってこと…!
あとタイトルコール?が中盤で!MVみたいでカッコよかった
ムロ×岳のキャラ強にも負けない森田剛の凄さ
いやー
話題にはずっとなっていて森田剛スゲェみたいなのがずっとあったのは知ってはいたけど
結構森田剛は好きなので逆に見ないできた
悪役だったから
(オールナイトロング3みたら、ゆずがしばらく無理だったので(笑))
だがこれは見たら見たで惚れ込んでしまう感じであったのでみてよかった。
かなりキャラの濃いムロツヨシ
濱田岳からもう目が離せない
もう通常時からかなり細部まで作り込まれているキャラクターと
たまにギャグか?と思うほどやりすぎで面白い
マジでここで髪の毛まで切ったの?というような、しかも自分で?みたいなきったねぇ切り方もドンドンそのキャラに引き込まれていく
それに全くといっていいほどわざと感のない本当に自然すぎる森田剛の最初からの違和感と
恐怖すぎる中盤の心情にまたどんどん引き込まれていき
自分はまさかの最後の笑顔で泣いてしまった。
その余韻をゆーーっくりと解く様なエンディングの音楽
普通ならもうここでいいかとボタンを押すけど
この音楽と余韻がとても心地よくて
ラストの幼少期の頃の回想の続きかのような空間でとても良かった。
上手だと思う。
ストーリーはヒミズも持ってるのでこの漫画家の浦安のようなギャグの方が目立っているが
真逆のこの系統が超絶イカしてる事も知っていたのでやはり相変わらずの鬼才っぷりで最高だなと。
好きな展開、大好物であった。
あのあとの、先輩のち○こは大丈夫だったのか!?
彼女とは大丈夫だったのか!?など
心配な先のことすら全てを消す様な森田の笑顔よ
あんなの見せられたらもう全てどうでも良くなって
泣くしかねぇ
なんなのほんと
悪役にまで感情移入させられるわけ?
こいつひでぇ奴だ!そこまでやらんでも!というより
今まで辛かったんだなと同情心まで芽生えてしまうぐらいよ
ずっとずっと変で悲しそうな顔と声と違和感と
人が変わった様な最後と
もうめちゃくちゃ過ぎて本当に良かった
追記
他の人のレビューがかなり面白くて凄い文才の人が多く驚く。
原作にないラストシーンを作ってこっち系で泣かせてしまう監督のその後の作品が見たいが作っていなくて悲しい。あれからどうしたの?!
森田剛の他のやつまた見ようと思います。
めんどくさいから殺していい?
感想
漫画を原作にした同名タイトルの日本の実写化。
R15指定、主演の森田剛とって初めての映画単独主演作品。
日常と狂気が交差する緊迫の99分。未曾有の映画体験に、あなたの心は耐えられるか?
ヒメアノ〜ルはヒメトカゲという体長10cmほどの小型爬虫類でつまり強者の餌になる弱者を意味する。
森田剛ヤバかったです。
サイコパス役適任ですね。R15で納得です。
前半は濱田岳、ムロツヨシでコメディタッチでこれってバイオレンスになるのかなと思いつつ、後半のタイトルが出てからは雰囲気がガラッと変わりました。
後半はずっとドキドキしてました。
テンポよく人が殺されます。
イジメをきっかけに人は壊れるんでしょうね。
ラストの咄嗟に犬を避けるシーンは昔飼っていた犬を思い出したんでしょうか?
片足ぐしゃぐしゃで笑いながら岡田君、また遊びに来てよって…。
ムロツヨシの恋愛しないと誓った髪型は面白すぎます。
男は滅多刺し、女はレイプしてから殺すって怖すぎです。
押し入った女が生理だったのは面食らいました。
※岡田くん またいつでも遊びに来てよ
森田剛さんの演技
森田剛さんの演技ってこんなに凄いものだったのかと。
もう作品に入り込んでしまう。
途中のエロと殺しが交差するのが気持ちが高揚して感情ぐちゃぐちゃでとても見入ってしまった。
最後は悲しくて悲しくて泣いてしまいました。
人殺しにこんな感情抱いて良いものなのかと葛藤もありながらも、、
原作を見たくなりました。
グロすぎた
いじめという名の暴力・殺人未遂が人を壊して、成長してもずっと傷になり続けるのは分かる。伝わる。
けど、「グロいシーンてんこ盛りのこんな映画撮れちゃうのすごいでしょ?」って言われてるみたいな気がした。
評判?は知っていたけど、賞賛する人もそういう場面がただすごいとか、いわゆる「これ好きって言う自分すごいでしょ」的なやつ?という思いから抜け出せない内容だった。
私の価値観であり、他人の感想を否定できる人なんていない、人それぞれだとわかってるけど。
グロいのとエロいので対比させたいのかもしれないけど、エロシーンが多い気がする。性的な虐めと繋がってるのは分かるけど……正直「そういうシーンが撮りたいだけ」の場面もあるのでは?と思ってしまう量。
あと証拠隠滅をはかってるわけでもない森田がここまで捕まらないのが謎だった。
…ところで森田がこのカフェに来たのは偶然だったってこと?安藤かユカが森田と繋がってて岡田をハメたんだと思ったけど違うようだし。
岡田に近づく為とかではなく森田のユカへのストーカーはそのまま事案、安藤がここでユカに惚れなければ岡田と再会することはなかった、ユカと岡田が付き合い出したのを知り殺したくなった、ってこと?
キャスティングに難。
やさしくおとなしい高校生がイジメにあって、
人格が壊れて殺人鬼へと変貌していくというストーリー。
主演の森田さんがどうもしっくりこない。
そんなに、ひ弱には見えないんだよな。
いじめられ役より、いじめ役の方が合うように思う。
もっと繊細そうに見える役者さんの方が良かったんじゃないかな。
特に、ラストシーン。昔を思い出してるようなシーン。
まったく合ってないように感じました。
演技の良し悪しは別にして、この役は違うだろうと。
一つ、突っ込みたいのは、
逮捕が遅すぎないか?
現実なら、とっくに捕まってるでしょ。
日本の警察って、そこまでトロイですか?
思わぬ展開
行け!稲中卓球部の作者が書いた漫画を原作にした作品。この話でほとんどギャグは、無くバイオレンスが続いています。人間性の迫る感じがありました。森田剛が演じる高校の同級生は、いじめを受けていたというトラウマを抱えています。それによって人に対して無情なまでの暴力性が生まれてしまっているのではないかと感じた。全体的にハッピーとはいかないもののこの作品を通じて自分が人に対してしている事や社会という中で生きる中で自分とは?と考えるきっかけになるかもしれないと思った。
見るまえには、ある程度覚悟してからみることをおすすめします。笑
緊張と緩和、殺人とセックス
やっと観ることができた。
サブスクで展開されなかったのか、それともただタイミングが合わなかったのか分からないが、とにかく観る機会がなかった。森田剛がサイコキラーを上々に演じきってしまったがために、あの事務所が裏で手を回しているのではないか?と訝しむほどだった。
やはり事務所が手を回してたんだろう…、そう思うぐらいに森田剛が凄かった。と言うか、アイドルがあの役やっちゃダメだよ…。
コメディとサスペンス、ポップとダーク、日常と非日常が隣り合わせで描かれる。普通にいそうな、自分を底辺だと信じる岡田。リアル小悪魔な感じのユカ。自称底辺以下にいる安藤もまた日常。だから森田の存在が光る。
この構図は共にバックから攻められるセックスと殺人のシーンが最もわかりやすいのだろうが、あそこはちょっと狙いすぎかしら。それでも、いつもは悪目立ちしがちなムロツヨシも含めて、全体の緊張と緩和が素晴らしい。笑いの側にある暴力からは、何とも言えない緊張感が生み出される。
そして、森田の壮絶ないじめという過去以外に、ぐちょぐちょとした人格形成の話を混ぜてこないのが好印象。目の演技で説得力を生んだ森田剛に拍手したい。この世代のJ俳優は、大きな事務所の存在が足枷になっている感すらある。
ソシオパス
こんな映画と知らずに観てしまった、、、。
で、この映画のメッセージは、イジメるとこうなるよ。見放すとこうなるよ。こんな人できあがっちゃうよ、だからダメだよって話?注意喚起したいのかな?教訓的啓蒙映画とか?
捕まるから犯罪しちゃダメは、ある程度抑止になるけど、それじゃ効かない。ある種の人には全く意味がないと思う。
だいたい、イジメについてなら、イジメがサイコパスの入り口みたいなもんなんだから、いじめた奴監視できないような、そいつら隠そうとする教育委員会やら学校教育の問題描かなきゃね。
小さい時からイジメ側の人はサイコパスの可能性大、森田の場合はソシオパスなんじゃないだろうか、その辺もごちゃごちゃでわかりづらいし。だから、構成はイマイチでした。
イジメに重きを置いてるのか、性癖に重きを置いてるのかも良くわからないまま進むのが気になるし。
サスペンスでもなく、スリラーでも無く、サイコ描いてるのかもだけど、恐怖も緊迫感もないし、ヒリヒリもしなくて心理描写も甘い。なに見せたいのか良くわからない。
演者さんはうまかったと思います。漫画原作があるから、ある程度設定しやすかったのでしょうか。
殺しと性的描写が交錯したところは、映像の見せ方としては、意図がわかりやすかった。
殺したら、それが性的興奮の対象だったんだよね。そりゃ悲しいよね。ただ、その描写が伝わりきらないのも見せ場として残念。そして、だからって殺していいわけないし。これ実写化する意味ない。
ムロさんの役いるかなぁ、ところどころコメディ風味は興醒める。イジメと殺し舐めてんのか。
ムロツヨシさんの無駄遣い。
これは、空白観るかどうか悩んじゃうなぁ。。。
これのどこが凄いのか(。´・ω・)?理解に苦しむw 高評価してる人...
これのどこが凄いのか(。´・ω・)?理解に苦しむw
高評価してる人も「ジャニーズのアイドルがよく頑張った」ばっかり
アイドルとして活動してないんだから役者活動を真面目にやるのは当たり前でしょ
清楚系にみえてビッチとか職場の先輩にちょっと癖の強い役者を配置、とか邦画あるあるネタばっかりで目新しさもない
オチもま~たいじめネタかい?これしか無いの?アクションも出来ないし緻密な脚本も書けないからしょうがないのか。
森田が一軒家の庭に遺体を埋めたであろうシーン(警察が来た所)で埋めた後が綺麗すぎ!絶対埋めたの森田じゃないよw邦画はこういう所の作りが雑で冷める、、
家入る前から明らかに怪しいのに警察は何で一人で入っちゃうの?応援呼びなよ。
ワンちゃんが無事だったので☆0.5あげときます
見渡せば、変なヤツばっかり
映画が始まるや否やオカシな人間ばかりが登場する。とにかくみんなオカシい。…では現実世界でオカシくない人間(自分も含めて)がどれだけいるかと聞かれたら、ウムと唸るしかない。しかし、やはりこれだけ次々と変な人物や、予想に反した行動を見せられると、かなり不安になる。実際、僕は始めの30分ほどで一度挫折した。これはキツイな、と。
だが、数日するとなぜか(たぶん変な人物中毒で)続きが観たくなり、残り約1時間を完走した。
現実にいながら現実の時間を生きていない人は確かにいる。過去にとらわれて苦悩する者や未来を不安に思っていたたまれない思いで暮らしている人は多い。同じように、辛すぎる現実から逃避して架空の時間軸で生きている者もいるかもしれない。彼にとって現実の縛りは意味がない。法律も他人の感情も彼を縛ることはできない。ウソも殺人も気に掛けることがない。ただ彼を不快にさせる者の口をふさぐ--いや、そんな理屈も実は存在しない--ことだけで生きている。
そのような者が存在すると思うだけでゾッとする。その感覚を体感できる映画だ。実におぞましい。残虐な行為に理由があるのならまだ理解もできるだろうが、はっきりとした理由はほぼない。自分の行為を隠すため、自分のちょっとした不快感を取り除くためという理由は、人を殺し続けることの動機としては弱すぎる。
でもそれを易々とやってしまう人物。現実にいたら本当に恐ろしいが、彼が現実逃避による架空の時間軸を生きているのだとしたら、殺された人々がますます救われようがない。
映画はこのような連続殺人犯(というか無差別殺人魔)の森田くんを背景として、昔の友達だった岡田くんの地獄のような日々が延々と綴られていく。本来なら歓びであるべきことまで人間関係のせいで苦しみになるという、思い返せば自分も経験したことのあるような。しかもその人間関係の相手が「いつもの感じのムロツヨシ」みたいな職場の先輩だったとしたら。あ〜、地獄だ。
最終的に森田くんは「おかあさんの麦茶」によって本来の時間軸(もう存在していない)に戻るわけだが、彼が死んでいない以上、本当に終わりなのか続きがあるのか、気になるところではある。
森田剛の足の細さよ…
原作をギュッとして、森田のキレっぷりを遺憾なく発揮させた作品だった。
1本で2本観た感覚w
殺人シーンとセックスシーンがタイミングを合わせて交互に表現するのは、生と死は表裏一体、幸せな時間はすぐにひっくり返るというメタ…?
最後の犬がきっかけでいじめられる前の自分に戻るの切なかったなぁ
本作で照らされる「光と影」の見事な構成さ
オープニングから甘ったるい恋愛劇でラブコメを強調しておきながらしだいに森田の影がちらつくのを微妙に醸し出し、岡田とユカが一夜を共にすると同時に森田の凶暴さがこれから始まりますよという意味でのタイトルが表示されるところのこのスタートの仕方が実に見事。
そこから怒涛の殺人劇が始まる。特に良かったのが生と死の見せ方をカットバックを駆使しながらリアルタイムで見せるところだ。
岡田がユカをバックでつく度、森田も鉄棒で女を付く。1回ずつ交互に見せることで森田にとって殺人行為が性的な快感を得るのだという内面的な描写をそれを「絵」でちゃんと見せるのが面白かった。
また登場人物のどこかかわいた演技が映画の世界を覆いどこか鬱屈したところを抱えていると見せかけて終盤はちゃんと感情を見せていくところも見ているこちらとして熱が上がってくる。
岡田の先輩も最初は情けなく見ているこちらとしてはイライラするが自身が最後まで岡田やユカを守りたい一心があったのだと分かるし、ユカを助けるために必死で森田と戦う所もよかった。
森田も非道な所はあるけれどそれは「いじめ」という過去があって人格が歪んだ状態だと分かるが通りがかりの犬は殺さなかった。
最後事故の衝撃で昔の状態に戻るが、殺人を犯している所が無機質な演技だったのがそこで柔らかい演技を見せるところの使い分けが本当に素晴らしい。
そして何より主演の森田剛の演技力が光っていた。どの演技も堂々と演じていて肝が座っている。
また役名と実名は同じだからそこもどこかリンクしているようで見ていて不思議な感じになったな。
衝撃のラスト?先の読めない展開
映画の予告編を観て「面白そう」と感じたため鑑賞いたしました。
漫画が原作らしいですが、原作は未読。全くの事前知識なしでの鑑賞です。
結論。何だこれは!?
映画の前半と後半とでテイストが全く違う。前半の甘酸っぱい展開が嘘のように後半繰り広げられるサスペンス&バイオレンス。カメ止めの「この映画は二度始まる」というキャッチコピーを思い出しました。この「ヒメアノ~ル」も、二度始まる系の映画です。ストーリーも面白いですが何より役者陣の演技が素晴らしい。主人公の濱田岳、先輩役のムロツヨシ、そしてなによりV6の森田剛。それ以外の配役もピッタリはまっていて、めちゃくちゃ素晴らしかったです。
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ビル清掃のバイトをしていた岡田(濱田岳)は、職場の変わり者の先輩である安藤(ムロツヨシ)が好意を寄せるユカ(佐津川愛美)との仲介役を頼まれる。ある日岡田と安藤がユカの働く喫茶店に行った際、岡田の高校時代の同級生である森田(森田剛)とバッタリ再会して、少し会話をした。その様子を見ていたユカが後から岡田に「実は森田にストーキングされている」と相談をし、岡田は森田を調査することになった。相談を受けているうちに岡田とユカは親密になり、安藤に内緒で付き合うことに……。
・・・・・・・・・・・
物語の前半、まるで青春恋愛映画のような、観ていてこっちが恥ずかしくなるような展開が続きます。彼女ができたことのない冴えない男である岡田が、先輩に内緒でとびきり可愛いくて若い女の子と付き合うことなる展開。ありきたりなストーリーではありますが、ラブコメとして観ていても普通に面白い。しかしながらユカに対して異常な執着を見せる安藤や、ユカのストーカーをしているらしいかつての同級生の森田の存在が、ただのラブコメではないと感じさせてくれます。
そして映画中盤、今までストーカーの森田を「追う側」だった岡田が、明確に「追われる側」になった瞬間にタイトルが出てくる演出。そして画面右下に「R15+」の文字。今まで観ていたラブコメは前座で、ここから地獄が始まるぞというワクワク感。タイトルの演出で、ここまでワクワクしたのは久しぶりです。
先にも述べましたが、とにかく役者陣の配役や演技が素晴らしかったですね。濱田岳さんの童貞感、ムロツヨシさんのコミュ障感、森田剛さんの滲み出るやばさ、佐津川愛美さんの清楚系ビッチ感。役者陣全員が「っぽい」人選ですし、与えられた役を100%演じきっているように見えました。
私は濱田岳さんの童貞感溢れる演技が非常にたまらないのです。女の子の部屋に上がったのに手が出せず結局女の子の先導で行為に及ぶ感じとか、女の子のボディタッチとかあざとい仕草に思わずにやけてしまう感じとか。自分も冴えない男として「わかるわ~」とか思いながら観ていました。
ムロツヨシさんは最近は福田監督作品みたいなギャグばっかりやってる印象ですけど、こういう何しでかすか分からないヤバさを持ったキャラクターを演じるのも素晴らしく上手いですね。
佐津川さんの一見清楚に見えるけど男性経験は豊富って感じも素晴らしかった。冒頭から男が喜ぶ女の子の仕草を知り尽くしたような絶妙な演技をするんですよ。後に「見た目は清楚だけど男性経験は豊富」っていうのが会話で明かされますが、その前に彼女の仕草からそれがしっかり伝わってくる。これは本当に凄い。
そして何より凄まじかったのは、V6の森田剛。私実は森田さんがここまで演技ができる方だと知りませんでした。濱田岳さんと森田剛さんの二人で居酒屋で飲むシーンを見た瞬間に「森田剛凄い」と実感しました。会話の語り口や表情から滲み出る「狂気性」は、普通に話しているだけなのに首元にナイフを突きつけられているかのような感覚に陥ります。かなり難しい役どころだと思いますが、そんな難しさを感じさせないほどの圧倒的な演技でした。最高です。
残虐なシーンが多い映画ですが、ラストのシーンでは胸を締め付けられるような、涙腺が刺激されるような感覚に襲われます。「善悪とは何だったのか」「果たして森田を悪人と断ずることができるのか」「彼もまた被害者なのではないか」という感覚になりました。単なる「バイオレンス映画」とカテゴリしてはいけないような、奥深いストーリーです。素晴らしかったです。
二人のやべ〜奴…
前半後半で全く違う映画かと思うくらい、テイストが異なる。前半はムロツヨシ演じるオタク、コミュ障っぽい宮○勤の風体を思わせるやべ〜奴全開のコメディ、後半は役名もさることながら、何かも地で行ってそうな、まんま森田剛演じるやべ〜奴全開のホラー。二人ともキャラが濃すぎます。間を右往左往する濱田岳はこの手の役は他にいないと言うくらい、はまり役。森田が高校時代に虐められたことで精神的に苛まされ、大人になり、いじめっ子を殺した事で快感を覚え、次第にエスカレートしていく。無表情で人を殺していくの、様になってる。。かなり描写はエグい。最後は我に返ったのか、おかしくなってしまったのか。森田が虐められていたと言うのが信じがたいが(笑)ヒロインの佐津川が清純に見えて、意外と経験豊富と言うのが今風。
ほんわか恋愛映画かと思いきや
濱田岳とムロさんの、ゆったりな
やりとりから、ガラッとストーリーが変わった。
まるで、別の映画を見ているかのよう。
見終わったあとは、気持ちが重い。
いじめたことも、いじめられたこともない
自分は誰の気持ちにも入り込めなかったものの、いじめが原因、社会が原因で
森田というモンスターができあがってしまうという設定は
現代にありまくると思う。
森田のいかれっぷりが凄すぎて
こわいくらい。映画見終わったあと、
家の戸締りしたっけ?窓しめたかな…とやたら心配になった。
あの演技力はすごい。
犬をかばう森田くんは
やっぱり優しかったんだね。
※ロクでもない感想です※
ひねくれないでコナン(3回目)かズートピア行けばよかったと地味に後悔するレベルに後味悪かったんだが…………見終わった直後の感想が「…(理不尽に人が死なないという点で安心するため)コナンくん見たい…」だったんだが……面白かったけどもう二度と見たくねぇ……
ギャグ的台詞回し・最後の犬のシーン・EDの音楽は良かったと思うんですよね〜〜〜だがしかし余分な設定が多いような気がした(まあコレはリアリティという点でプラスか?)ってのと、主人公達のその後が描かれていないので、清涼剤が微妙に無く後味が悪いだけで終わってしまっているような気が……
同じR15グロ作品でも、ライチの時よりもリアリティ強めだから腹にドドンとくる。同じサスペンスでも、ソロモンの偽証みたいな清涼剤もイマイチない。私は好みじゃなかったです。ていうか悪役に可哀想な過去を持たせてしまうとソッチに感情移入しちゃって微妙な気分になるので……完全に私の好みの問題ですね黙ります。
アッあと手に入れた拳銃を六発撃った時点で玉がなくなって拳銃捨ててたとこはリアリティあって個人的に好きでした。
※なおTwitterの文章をまとめ直してるだけなので、今見たら感想変わるかもしれません。※
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