アクトレス 女たちの舞台のレビュー・感想・評価
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ビノシュの中でサイコーではないかと思う。女優としての人生のすべて...
ビノシュの中でサイコーではないかと思う。女優としての人生のすべて、格、レベルの高さがある。
ヘビの雲の風景も美しかった。
最初の秘書とのやり取りがいきなり切断され、その点は謎。
一度見たような気がしていたのだけど。
笑うシーン、張り詰めた感情、激しさ。女優の仕事の一端を見た。
クリステン・スチュワートが良い。
大女優の主人公がかつて自分が演じた若い女性と熟年女性の恋の物語を今度は熟年女性役で演じることになる話。
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3部構成の中の2部は主人公の秘書役のクリステン・スチュワートとの劇の練習がほとんどで、劇中劇と2人の関係が被るような構造。
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秘書の意見を優しげだけど全部否定してる主人公は、自分の殻に閉じこもって若さと戦っているように見えた。老いを気にすれば気にするほど惨めになるのになかなかできないのよね。
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良い意味でフランス映画的なので、苦手な人は苦手かも。というかフランス映画って絶対映画館で見ないと集中できん。。
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クロエが出演してるから視聴
ベテラン女優マリアと初めて会ったシーンにジョアン役クロエが来ていたジャガード織の衣装が素敵。その後のレストランで着用していた黒のジャケットにアクセもゴージャス感を出しながらミニスカートとのコーデも良かった。様々なシーンでのインテリアや家具も素敵。スタイリストが凄い。
女優
例えば、往年の名作がリメイクされる。主演は新進の女優。オリジナル主演の今や名女優も出演。
映画ファンならワクワクだろう。
が、当事者はどうだろう。
いつまでもトップと若さとその役であり続けたい女優なら。
名女優のマリア。
ある日、出世作のリメイク出演をオファーされるも、無論主演ではなく、出演を頑なに拒否。
リメイク主演の新進女優の度重なるマスコミお騒がせに幻滅。
昨今のスーパーヒーロー映画をチクリ。
映画業界の舞台裏も。
劇中の名女優に、カンヌ、ヴェネチア、ベルリン、オスカー、セザール受賞の本物の名女優、ジュリエット・ビノシュ。さすがの名演。
クロエ・グレース・モレッツが新進女優のワガママぶりを見せ、これが素だったら…?
会心の好演を見せたのは、ジュリエット演じるマリアのマネージャー役のクリステン・スチュワート。若いながら仕事が出来、仕事の面でもプライベートでも良き理解者、相談相手。時には苦言も呈す。見てると、単なるパートナー以上の関係も感じられ…。クリステンにとってはキャリアベスト級といっていいのでは?
ストーリーは平坦。
風景は絶景。
映画業界の舞台裏と言うより、女のドラマ。
若い女優なんかに負けたくない。
リメイクなんかされて、私の役を取られてなるもんですか。
一人の女優にとっても映画ファンにとっても譲れない役もある。
『風と共に去りぬ』のスカーレットはヴィヴィアン・リー。『ローマの休日』のアンはオードリー・ヘプバーン。『サウンド・オブ・ミュージック』のマリアはジュリー・アンドリュース…。
悲しいかな、老いは確実にやってくる。
幕は自分で下ろす。
新しい幕が上がる。
女優から女優へ。
見応えはあるが一生懸命セリフを追うのに疲れてしまった。言わんとする...
見応えはあるが一生懸命セリフを追うのに疲れてしまった。言わんとするところはわかるが最後は無理に複雑にしているように感じてしまった。
人間が生きていく上での普遍的なテーマでもありましたね
老いは人間生きていれば誰にでも訪れるもので、それを避けて通ることは不可能な訳ですが、分かってはいてもどこで線引きをしていいのか、どう折り合いを付けていけばいいのか、誰しもが一度は悩む問題だろうなと、ある種共感する部分もありつつ思わず見入ってしまった作品でした。
人は歳を重ねても、意外と傍から見るよりも自分がそんなに歳をとった感覚は持ってなかったりする生き物だと思うので、尚更どこか分かるなぁ~と言った感じで、興味深く見させてもらいました。
現実にあなたはいい歳ですよと突きつけられた瞬間って、本当にゾッとしたりしますよね・・・そうだ、子供から見たらもう自分はおじさん(又はおばさん)なんだと、いくら平静を装ってもどこか釈然としない気持ちもあったりで・・・。
特に女優と言う職業なら、我々が想像もできないほど顕著な問題だったりするのでしょう。
それを体現したジュリエット・ビノシュVSクロエ・グレース・モレッツは、直接対峙するシーンは少なかったものの、なかなかのインパクト、2人とも役と思いっ切りリンクしているようなリアルさを醸し出すから、余計に見入ってしまいましたよ。
若さに溢れ輝きを放つ怖いもの知らずな様子は、クロエだからこそ放てるもので、大女優が嫉妬するのも物凄く納得、これはナイスキャスティングだったと思いました。
一方の主役ジュリエット・ビノシュは、劇中では40歳の役でしたっけ、さすがにそれは無理があるなと正直思ってしまいましたが、いら立ったり、焦燥感に苛まされ、皮肉交じりに嫉妬する様子は、さすがの演技、やや傲慢さがいまだ垣間見れる様子を見ると、彼女もまた以前はクロエが演じたジョアンのような存在だったのだろうなと、思わず想像出来てしまうよう持って来る演技、そして演出はお見事の一言、時の流れは本当に残酷なものですねぇ。
クリステン・スチュワートが演じたマネージャーとの劇の読み合わせや、劇中劇が二重三重に現実とリンクしてくるストーリー構成も、なかなか見応えがあって面白かった、何度も読み合わせなのか言い争っているのか分からなくなりましたもんね。
こんなにクリステン・スチュワートの演技に引き込まれたのは初めてかも、マリアとの愛憎渦巻く微妙な距離感を見事に表現していたと思いましたし、オーラを消したマネージャー感も素晴らしいの一言。
三者三様の緊張感溢れる掛け合いを経て辿り着いたラストもまた印象的でした、監督のジュリエット・ビノシュへの尊敬の念も垣間見れたラストだったかな。
女優の世界を描いた作品としては勿論のこと、人間が生きていく上での普遍的なテーマを描いた作品としても、なかなか見応えのある作品でしたね。
いい作品
ストーリーは以外と単純で、年配のスター女優が若い女優に嫉妬を覚える話。秘書の方は役者として若手女優を評価もヒロインはやはり嫉妬を隠せない。やがて秘書とヒロインが別れる。キャストが豪華で背景も素晴らしい。華やかな女優の世界にも苦悩があるのだなと思った。
セリフの応酬が退屈
あまり退屈に感じない方なんですが、退屈でした。女優も普通の人間。それがいいのか悪いのか。なんか、女優だからとか求めてたわけじゃないけどなんかふ〜んて感じ。みんなナチュラルに演じてるんだろうけど、お話も魅力的とは思えんし、クロエの出演してるSF映画も何コレ?って感じのB級感。まったくもってトップ女優の出演作じゃないよね?って感じでもうちょっと頑張って欲しかった。といってもクロエ自体は魅力的でオーラプンプン。楽しい一面も、、、なんか難解にしたがりというか、演技論とかやっぱり退屈で、フィーリングで楽しめた方がやっぱりいいな…と。
字幕を読むのが面倒になった
クロエ・グレース・モレッツに注目している私としては観ておきたかった。
主演のジュリエット・ビノシュと演技を競うのが話の中心だろうと勝手に想像していたら完全に肩透かしを
食らってしまった。出演場面が少な過ぎる。それでも短時間の出演ながら画面に惹き付けられた。
存在感では主役と対等、いやそれ以上とも言えた。
映画として残念なのは台詞が多く、字幕を読んでいると俳優達の演技をしっかり見届けられないこと。
字幕なしで理解できる人ならもっと興味深く観られただろう。若干寝不足で観に行った私が悪いのだが
字幕を追いながらうとうとしてしまうことが何回かあった。2時間を超える上映時間がちょっと
長く感じた。
一般人には難しすぎる?芸術的すぎる女優達の葛藤。
【賛否両論チェック】
賛:女優達の舞台にかける情熱が、雄大な自然の中で華麗に描かれていく。劇中劇と重なるシーンもあり、印象に残る。
否:難解なセリフのかけ合いが非常に多く、展開も極めて単調なので、観ていて眠くなりそう。
美しいアルプスの荘厳な大自然をメインの舞台に、女優達の“演技”に対する姿勢が、とても芸術的に描かれていきます。ただ逆に言うと、会話が高尚すぎて、一般人目線で観ると、話が難しすぎる印象が拭えません。思わず眠くなりそうです(笑)。
ストーリーも単調といえば単調ですが、女優達の葛藤が劇中劇の「マローヤのヘビ」の登場人物達と重なるようなシーンも多く、その悲哀を切に考えさせられます。
一応PG-12ではありますが、そこまで気になるような描写もありませんので、演劇の奥深さを実感してみたい方に、是非オススメです。
女優業とは
女優業とは、ですね。
華やかな裏にある努力、葛藤等が表されています。
スイスの自然も美しい。
やはり花形職業なのだと思ってしまうところもあります。
映画らしい映画ですが、抑揚がなく少し眠いのも事実・・・・
クロエの吐き捨て感!
女優は変わっていかなければ生きてはいけない、クロエグレースモレッツの投げかけた言葉にゾクッとする。
※見てから1日ポヤーンとイロイロと考えていくと仕掛けの妙に気づき、いい作品だったなぁと何となくは思う。
演じることは生きること
大女優とその個人秘書との絡みが、とても面白くやっと出てきた若い女優との色々が付け足しのようでした。
戯曲を読み合せているのか、
映画のセリフなのか、微妙な所もあり、
映画の話と、戯曲の話と、登場人物の人生とがクロスしていく緊張感が良かった。
映画らしい映画でした。
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