「精神の波動」マジック・イン・ムーンライト　みつまる。さんの映画レビュー（感想・評価）

単純な手で人をカモにする霊能の美女とバカすぎるカモたちの話。
暖色系の温かみのある色彩が、２０年代のレトロな南仏の雰囲気にまさにぴったり！
アレン作品だけではなく、初期の頃のジャン=ピエール・ジュネ作品も数多く手掛けている名カメラマンのダリウス・コンジが本作でもいい仕事をされています。
皮肉屋で懐疑心の塊のような英国人マジシャンを演じるコリン・ファースは確かにうまかったけど、やはりヒロインを演じるエマ・ストーンとの年齢差が、最後まで気になってしょうがなかった。
親子ほど年齢が離れていたので、余りロマンチックな気分には浸れませんでしたね。
個人的には同じ英国人俳優でも、Ｅ・マクレガーあたりで良かったんじゃないのかなぁ〰と思うのですが。
でもアレン作品らしい、ちょっぴり辛辣でウィットに富んだ英国人マジシャンの台詞は面白かった。