劇場公開日 2015年5月1日

  • 予告編を見る

「他の誰かのために頑張れる強さ」映画 ビリギャル かえる代理人さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0他の誰かのために頑張れる強さ

2015年7月8日
iPhoneアプリから投稿

自身に自信も無く、期待もされず友達といる時間が唯一の救われる時間で、将来に希望など全く持てなかった女の子が、世界中を敵にまわしても味方でいる、といつも愛を注ぎ続けてくれたあーちゃん。初めて自分を心から褒め、信じてくれた坪田先生、支え続けてくれた友人、そして、父への葛藤と愛。で変わっていく物語。

がんばることって本当に素晴らしいなって思う。がんばってる人の周りには賛否が渦巻き、さやかちゃんは否に押しつぶされそうになるが、いつも信じ続けてくれた人達の賛の支え、恩返ししたい、受かりたいという気持ちがさやかちゃんや周囲、世界を変えた。

最後のお父さんに飛びついておんぶしてもらうシーン。娘も父も、ずっとそうしたかったんだろーな。なんて思わされる。

環境、考え方、育ち。色んな要素があるから色んな価値観がぶつかり、摩擦が生じることは多々あるけど、やっぱり、人のために頑張れる人が、世界を変えるのかな。と、さやかちゃん、あーちゃん、坪田先生、などから特に感じた。

誰かのために自分が強くなれる。
人間の根本にして最強の思想なのかなと思いました。

かえる代理人