劇場公開日 2015年4月10日

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「四次元の風刺画」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) あるみさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5四次元の風刺画

2015年5月10日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

難しい

キャスト(設定、実際ともに)、セリフ、ストーリー、、、一つ一つが「映画」「演劇」「メディア」などの象徴と比喩。文化としての「映画」に対する、歴史的俯瞰に基づいた現状分析、批判、示唆。映画を愛する者であればこその危機感の発露、あるいは問い掛け、警鐘と言えるかもしれません。細部まで非常によく出来ています。メッセージてんこ盛りです。出来すぎていてドラマのように観ることが十分に可能なので、メタファーがあることに気付きにくいかもしれません。おそらく三重くらいには観ることができそうです。しかし一枚で撮られている意味を四次元の風刺画と捉えると、最も強いテーマはやはり「映画」そのものになるでしょう。

あるみ