劇場公開日 2016年2月20日

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もしも建物が話せたらのレビュー・感想・評価

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4.5教養

2016年5月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

教養と芸術という点に振りきっており、ドキュメンタリーが好きか建築物に興味があるかじゃないと、むちゃくちゃ退屈な時間を過ごすことになると思う。

基本的に建物の構造やどのようにして誰により造られたかという成り立ちよりは、取り巻く人や環境を建物から観る風景として描いていた。
ロバート・レッドフォード以外はみんな擬人化された建物の自己紹介って感じか。

眠くなった時間もあったけど、建物って芸術だし、建築家って芸術家だね。
51

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ヨッシー

4.5デザインの大切さ

2016年3月14日
iPhoneアプリから投稿

空間は無意識に影響するものとして、
とても大切にしているのが伝わってきました。

appleでもそうらしいですね。

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bomb1978

3.0普段見られない建物

2016年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

寝られる

刑務所だとか、図書館や音楽ホールの裏側だとか、
そんな所をその本人(建物)の本音を聴きながら
めぐるのは楽しかったです。

これから特殊な建物に入るたび、自分で勝手に
建物の気持ちを想像してしまいそうです。

ノルウェーの刑務所、居心地よさ気でしたね。
外のフェンスの低さは、居心地よくて脱走する人も
そうそういないからなのか?

夜の回だったこともあり、しばしば、ウトウトしましたが…。
そういう意味でも、気持ちよく観られますw

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chibirock

3.0想像通り、忍耐ようする

2016年3月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

素晴らしい建築、素晴らしい監督、まぁコンセプトも素晴らしいとしておこう、これだけ揃えば確実に高尚な作品が仕上がること間違いなし、ということで見て、まさにその通りだったのだが、恐らくかなりの忍耐力が必要だろうと思っていたのもその通りで、手放しで面白いというには抵抗を感じてしまう。
せっかく6つにオムニバスだというのに、みな似た内容だったことがまず惰性を感じてしまう。しかも内容があまりに哲学すぎて、ビジュアルをないがしろにしているようにも感じる。確かに映像は美しい、しかしそれはあくまで建築による恩恵大であり、映画にする意味やオムニバスにする意味などが希薄であるが故に惰性で映像を見せられている感覚に陥ってしまう。
ロバート・レッドフォード以外は擬人化していたが、みんな不動の偉人が偉ぶっているということで印象。レッドフォードのもただ誇っているだけだったし─。
もうわしゃー老いぼれで…とか、やめろー破壊するなーとか、役立たずですみません、など負の話も盛り込まれてしかるべきだと思うのだが、それは行き過ぎた意見かもしれない。
だが、もっと面白くしようとして欲しかった。ただそれだけ。気持ちよく眠らせることが意図ではないだろうに、あれでは眠る人も少なくないだろう。
芸術的価値は非常に高いけれども、決して面白くはない。学びにつもりで見るべきもの。

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SH

4.0羨ましすぎる、、ソーク研究所

2016年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

建物ももちろん素敵ですが、あのロケーションはほんとリゾート。
「辞める人がいないんだよ」って、、そりゃそうでしょう。MOBYの音楽ともとてもマッチしていた。
他はやはりハルデン刑務所ですね。壁のアートもCool過ぎる!室内も何気に北欧デザイン。
この映画を見て入居者?が増えたらどうするのかしら(笑)。

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洋画fan

3.0ノルウェーの刑務所が清潔すぎる

2016年2月19日
PCから投稿

原題は「Cathedral of Culture」というもの。「もしも建物が話せたら」というのはいささかあざといですが、まあつかみの効いたいい邦題だとは思います。一話目で、ベルリン・フィルのコンサートホールは確かに話していますが、二話目のロシア国立図書館は話していませんw

個人的にもっとも印象的だったのは、ノルウェーのハルデン刑務所ですね。清潔な建物、清潔で明るい独房、女性の看守、そして、受刑者が面会に来た家族と泊まれる家屋! 文化の違いでしょうか。新鮮すぎです。

全編が165分とドキュメンタリーにしては破格の長さですが、1編が20〜30分、全6編のオムニバス形式なのでそれほど気にならないでしょう。建築好きなら必見だと思います。ところで、どの建物にしても、やたらカメラの構図がしっかりしてるし、移動撮影もかなり多いなと思ったら、クレジットに「3D Project」って出てましたよ。3D撮影したのか! めちゃめちゃお金かかってるじゃないですか。これは全編3Dで見たかった。印象全然違ったかも。

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アイアムOK

4.0建物が語る意味の世界

2016年1月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

映画を観ながら学生時代の「建築を愛しなさい」を思い出していた。
イタリアの建築家ジオ・ポンティが書いた名著だ。
建築は決して視覚的遊戯の産物ではない。
それは風景や歴史、ライフスタイルやパフォーマンスとともにある多彩なアートであるということ。
今日の映画はそんな建築の世界を6人の映画監督がそれぞれ一つずつ、20世紀の建築をリポートしている。

特に面白かったのは「オスロ・オペラハウス」。
建築は単にオペラの為の場ではなく、歌手に、ダンサー、観客や劇場支配人、掃除人等々、オペラハウスに関わる様々な人々のパフォーマンスの舞台となっている。
映画を観る我々は街中の対岸から、湾岸に建つオペラハウスを真っ白な雪の中、夜空に輝く夢のような世界として体験する。

そう、映画監督マルグレート・オリンは、建築家スノベッタは「オスロの都市全体」を一つのオペラ劇場(世界劇場)としてデザインした、と語っているのだ。

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kthyk