「劇中劇のせいか、妙に長さを感じた」王妃の館 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

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王妃の館

劇場公開日 2015年4月25日
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劇中劇のせいか、妙に長さを感じた

設定はなかなか面白そうだったのですが、見てみたらそこまでは・・・って感じでしたかね。
きっと浅田次郎の原作本は面白いのでしょう(読んでないので分かりませんが)、でも映画化は正直成功とは言い難い内容だったかと。
2時間が妙に長く感じられました、もう少しテンポ良く進めて尚且つコンパクトにまとめれば、多少は良くなった気もするのですが、無駄に長かったせいか、いいセリフっぽいのがあってもいまいち頭に入ってこなかったです。
まあ一応クスクス笑えるようなシーンはところどころありましたけど、ツボに嵌るほどでは無く、また特別感動があった訳でもなく・・・全体的にコメディ映画として中途半端だった印象は拭えない作品になってしまったかなぁ。

豪華フランス・パリツアーのダブルブッキング劇に終始していれば、まだ印象は違っていた気もしたんですけどね。
同じ高級ホテルで豪華ツアーと格安ツアーをダブルブッキング、その設定に関しては悪くなかったと思いましたし、作りようによってはかなり面白い作品になったと思いましたよ。
昼と夜で入れ替え作業にドタバタする様子は、何だか面白そうで、序盤はそう悪くないのではないかと思ったものでした、けど・・・いまいちスリリングに展開しなかったのはちょっと勿体なかったかなぁ、コメディはユルければいいってものでもないと思うので・・・。

まあでも、キャラの良さと役者の演技でそれなりにダブルブッキング劇に関してはまだ見れたんです、ツアーガイドの尾上寛之やツアー客で警官の青木祟高なんかは、特に好演が光っていた印象でしたよ。
田中麗奈、吹石一恵等、実力派の女優陣も華を添え、画的な部分もまずまず悪くはなかったかと。
一方、主人公の作家・右京さん、じゃなかった、いや、合ってるのか、相棒も本作も右京なのは偶然?必然?でも特別相棒ファンではない者からすると、出オチ感すら漂っていて、いまいち受け入れられずでした、こんな客相手にしていたらツアーガイドさん大変だろうなと言うのは十分伝わってきましたけどね、でもガイドさんのオチもあれでいいのかなぁ?

で、その右京さんが書く小説の劇中劇が、相当問題あり、長い長い、歌も長い(子供達の歌声は好きでしたけど)、これで相当映画のテンポが悪くなっちゃいましたね、しかも現代とそうリンクしてなかったのも何だかなぁ。
あのどこにでもありそうなフランスの古典劇を新作小説として発表しても、間違いなくヒットしないんじゃないかな(苦笑)
この劇中劇のせいで、笑いどころもどこかに吹っ飛んでしまったようで、結果印象には残り難い作品となってしまいました。
本物のヴェルサイユ宮殿を含むパリのロケーションは、とにかくゴージャスで、見ていて観光気分には浸れましたけどね。

スペランカー
さん / 2017年4月28日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  笑える 寝られる
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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