百円の恋のレビュー・感想・評価
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恋愛経験0、ニート34才?の女の人が、一目惚れから始めたボクシング...
恋愛経験0、ニート34才?の女の人が、一目惚れから始めたボクシングを通じて成長するお話。書くとありきたりだけど、登場人物がわりと糞なやつが多く美談話にならないてころ、安藤サクラは相変わらず演技うまいところが良かった。
あと、昔バイトしてた経験あるけど深夜コンビニ店員はあんなに変わった人ばかりじゃないよ
疲れる
安藤サクラに新井浩文という味のある脇役どころをメインに持ってきたこの作品、評価が高かったので期待していたのですが、個人的にはあまり好きじゃなかったです。話が明るい暗いではなく、終始元気がない。観ていてこっちまで疲れてきます。少なくとも、元気がないときに観ることはオススメしません。
安藤サクラ
安藤サクラのボクシング姿凄くキマってる。こんなに堂に入ったボクシング演技初めて見た気が。フットワークと赤茶けた長い髪が素晴らしい。だから髪を切ってしまったヒラリースワンクみたいになってしまったのは少しもったいない。男なら豆腐、女ならなお豆腐。
安藤サクラはいいね
こんな奴いるよね。
安藤サクラ、っているよね。
あ〜あ、うぜぇ、黙ってろよ、と言いたくなる女。
安藤サクラ、っているよね。
はっきり、しゃべろよ。ブス!と言いたくなる女。
安藤サクラ、っているよね。
なんで、お前、こんな時に女になってるんだよ、と言いたくなる女。
安藤サクラ、っているよね。
おい、ぶりっ子してんじゃねぇよ。ころすぞ、って言われる女。
安藤サクラ、っているよね。
いつから、言葉が多くなったんだ。
安藤サクラ、しかいないよね。
1時間12分で、性格も体型も変わってしまう女。
安藤サクラ、しかいないよね。
こんなに自信に満ちた顔で、変わる女は。
「どうせ百円程度の女だから!」
安藤サクラ、しかいないよね。
こんなボクシング映画にする女は。
ただ、最後のシーン。安藤サクラの表情が見たかった。
安藤サクラの演技がかなり良い。女を捨てきれない主人公を上手く演じら...
安藤サクラの演技がかなり良い。女を捨てきれない主人公を上手く演じられてるし、試合後に新井浩文が迎えに来てくれることで女を捨てようとする必要も無くなって彼女も、観客も救われたのではないか。
ただ、試合前や試合中のスローモーションは、女を捨てよう、自分や周囲に一度で良いから勝ってやろう、としている彼女の迫力や決意を演出するのに良い手段では無かったと思う。
戦ったことがあれば
日本アカデミー賞主演女優賞とか受賞できないのかこの作品。ほんと日本の映画会は終わってるって思います。
韓国に圧倒的な差をつけられるわけです。
ほんと素晴らしい作品でした。
後半は涙なしでは見れませんでした。
主演と主題歌で星4つ。
期待して鑑賞しました。
姉妹ゲンカの場面とか凄く良いんだけど、それからは特にアクの強くないダメ人間が登場して来てなんか散漫になるってゆうか…「イン・ザ・ヒーロー」でもこんな感じだったような気がする。
試合シーンのスピード感、重量感は素晴らしかった。言わずもがな安藤サクラの役に対する姿勢には(俳優なのだから当然とは思うが)敬意を払います。
綺麗であまりダメ女に見えなかったけどね。
心の叫びをぶつけたかのような主題歌も映画に合っていて良かった。
ダメ人間根性見せ映画
ダメ人間がボクシングを始めて変わってゆくー。
大好きなジャンルです。
ボクシングジムの会長が「あんた今人生熱くなってんだろ?こっちは迷惑だよ」的なことを言います。
「熱くなるなんてカッコよくねーよ」という冷静な視点も入っていて、単なる熱血ゴリ押し映画ではないんですね。
(でもやっぱ熱くさせてくれる!最高!)
安藤サクラの体当たり演技は文句なしに素晴らしい^o^
あまり作品の評価とは関係ないですが、コンビニの店長代理の人。
二重の災難で〝ざまぁ〟展開になりますが、あの人って僕的にはそこまで非常識な人じゃなくて。
自分でも金盗んだ元バイトのババアに規則破ってまで廃棄の弁当あげたくないって思った。
子どもも出来てたって言ってたけど、あの人最後どうなったんだろう・・・。
コンビニ店員は全員薄っぺらいキャラとして描かれてましたね。(意図的だと思うし笑える所も結構あったけど)
113分の尺は良かったので仕方ないですかね^o^
セックス描写などもしっかり描いていて、素晴らしいです!ただしその分家族などで見ると気まずい映画だと思います。
ご注意下さい!笑
安藤サクラを知る日
舞台挨拶付きの鑑賞チケットを知人から譲り受け、予備知識なし、安藤サクラさんも知らないまっさらな状態で鑑賞。
えっ!?えっ!!?
えーーーーーーーー!?
もうすごい。安藤サクラさんヤバイ。こんな人日本に居たの。
シャドウボクシングの姿がカッコよすぎてもう途中から前のめり!
こんなにグッとくる邦画を観たのは久々で、終わった後は矢継ぎ早に感想が出てくる出てくる!!笑いあり涙あり、、、
最高でした。
こんな方をお目にかかれるとは。
これから大女優になること間違いなし。
超絶オススメ邦画です。
個人的にはとても心に響いた映画。安藤サクラが最高にかっこよかった。...
個人的にはとても心に響いた映画。安藤サクラが最高にかっこよかった。お互いクズな2人だけど、ちょっとずつ成長していく未来が想像できた。最後のシーンからクリープハイプの百八円の恋が流れたとき、映画とのハマり具合に感動が増したのも印象的。
見終わってから・・・
今の日本映画って、ほとんどの役者が「大根」だと思う。
どこを切っても、演技の切り口は同じ。
レビューで、なんで日本アカデミー賞にノミネートされないんだ
って意見もあるけど、逆にされないほうがいい。
あんな大根役者共と一緒にされてたまるか!
それほどまでに、安藤サクラの演技に圧倒された。
映画が始まってからエンディングまで息をもつかせない。
ラストシーンの一子の慟哭とあのセリフ。
エンドロールと共に流れるクリープハイプの主題歌。
全て終わってから、腹の底から涙がこみ上げて止まらない。
なんという余韻。
これは、間違いなく傑作だ。
その姿、価値はつけられない
今年一月発表の2014年度キネマ旬報ベストテンで、安藤サクラの通算4度目の受賞を新鮮味ナシと思ったが、これは謝罪した上で訂正せねばなるまい。
見れば納得、当然の受賞。
しかも、「0.5ミリ」と合わせての受賞だから全く何の異論も無い。
32歳にもなって実家暮らしの引きこもりニート、一子。家を追い出され、一人暮らしと百円コンビニでのバイトを始めたある日、中年ボクサー・狩野の姿に惹かれ、自身もボクシングを始める。
安藤サクラの熱演に、文字通りKO!
冒頭、贅肉ブヨブヨの醜態。
それがどんどんシェイプアップされていき、見事なボクサー体型に。
聞けば、僅か2週間での体作りだったとか。こんな短期間で出来るものなのか! まさにデ・ニーロ・アプローチ!…いや、それ以上!
言うまでもなく、試合シーンはエキサイティング!
試合後はアザとキズだらけのズタボロ顔。
見てたら、日本の若い女優たちが情けなくなってきた。
いや勿論、可愛くて美人で魅力的で大変いいが、果たしてこれほどの入魂の演技が出来るだろうか。
日本の若い女優たちよ、もっと自分をさらけ出せ! もっと貪欲にのめり込め!
ストーリーはシンプル。
前半は自堕落、後半は一転して生気がみなぎる展開は一子とシンクロする。
一子がまた、意外と純情乙女。
一子の束の間の恋の相手、狩野役に、新井浩文。
安藤サクラとは旧知の中で、この二人のコンビならまず外れ無し。
彼も役を演じるに当たってボクシング体型を作り上げた。
何処かアブなそうな雰囲気を漂わせながら、独特の存在感を放つ、新井浩文の為のハマり役。
「イン・ザ・ヒーロー」でも熱い演出を見せてくれた武正晴監督が、情と魂こもった名演出。
間違いなく、代表作!
一子が働くコンビニの店長は鬱、同僚のおっさんはクズでウザッ! レジの金を持ち逃げしてクビになったおばさんは夜な夜な廃棄弁当をたかりに来る。
社会のどん底、掃き溜めのような場所で生きるどうしようもない人々。
その一方、一悶着あった家族は一子の試合を応援しに来る。特に、大喧嘩した妹は姉の奮闘に涙を浮かべて。
一子に呆れ顔だったジムの会長の、試合終わっての「嫌いな試合じゃなかった」に、ちょっとグッときた。
情けなくて、哀しくて、不器用で、貼られたダメ人間のレッテル。
自らを、百円の価値。
しかし、誰にだって、何かに真剣になる事がある。のめり込む事がある。闘う時がある。輝く一瞬がある。
その時、その姿、価値はつけられない。
気持イイくらいダメな娘〜
皆さんのレビューの通り後半安藤さくらの身体の切れがとにかく凄い!
なのに前半のダメダメ振りがもう気持イイくらいダメ!
イラっとするくらいのダメさ。
自分では何も出来なくて何もしないのに強がってばかり。
世間に出ても不器用だし、人の言いなりだし〜。
そんな娘が一転、一気に身体を虐めて行く様子が気持良い。
もうロッキーです!
ストイックすぎる、魂の演技。
ただひとりの女優力が、
この映画の全てを支配していました。
こんなにも、
迫力のある命がけの演技をみたのは、
いつ以来だろう。
以前ご本人にお会いしたことがあるけど、
明るくて等身大の方でした。
華奢な印象からは想像もできないパワーは、
どこから生まれるのだろう。
妥協を許さないストイックな役作りに、
引き込まれずにはいられない。
父であり怪優の、
奥田瑛二さんの遺伝子なのでしょうか。
脚本も素晴らしかった。
カンタンに超えられないし、
夢なんて叶うはずもない。
最後の一子の台詞は、
心が揺さぶられるくらいぐっときました。
けどその秀悦な脚本を、
安藤サクラさんの魂が超えていた。
ブルーリボン賞 主演女優賞も納得です。
日本アカデミーも、
こういう作品をどんどん選んで欲しい。
これ東映なんですか。
組織票をこっちにまわしてくださいなw
月並みな言い方だけど、
女版デニーロを
観る価値ありです!
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