味園ユニバースのレビュー・感想・評価

突如、正体不明だが歌は上手い男が仲間に加わるという設定は面白い。
また、歌手だけあって渋谷すばるの歌唱力も流石。

ただ、話にあまりまとまりがなく、過去に起こした事件や別れた女性や面倒を見てくれた豆腐屋との繋がりをもっと深く描いてほしかった。
そうでないと、記憶喪失の男の過去が明らかになっていくというところの醍醐味が薄れてしまう気がする。
最後も、危ない仕事との縁は切ったということなんだろうけど、あっさり終わってしまった感じがある。

思ったより、ひとつひとつのシーンはゆったりと流れていく。

ー二階堂ふみさんを観に行ったのだが、主役の男性を演じた渋谷すばるの歌声、佇まいに驚いた作品。ー

”エレファントカシマシ”の宮本か？”と思った程の、彼の歌には、驚いた。

　記憶を失くした彼が、昼間の公園で「古い日記」をドスの効いた声でアカペラで歌う場面は、今だに強烈に印象に残っている。

　本当にアイドルなのか、この男は？？

　無精ひげを生やし、頭に包帯を巻いた”ポチ男”を演じた荒んだ感じが半端ない、渋谷すばる。

　鑑賞後、速攻で、”記憶/ココロオドレバ”を買ったなあ・・。

＜”一見の価値は十分にあるぞ！”と思った程、鑑賞インパクトが大きかった作品＞

　■”ポチ男”が”何か覚えてる・・”と言いながら作った”ツナ缶と卵を炒めたオカズを乗せた丼”　美味そうだったなあ・・。

＜２０１５年２月１４日 劇場にて鑑賞＞

ポチ男の、ボーっとしてるのにどこかヒリヒリしている雰囲気を、渋谷くんが見事に演じていて、その演技の上手さに惹かれてしまいました。歌もサイコー！渋谷くんの歌は一見の価値アリです。
二階堂ふみちゃんが演じる「しょうもな」って言いながらも、大切なものを真っ直ぐに大切にするカスミにも好感が持てました。
「赤犬」の昭和歌謡っぽい雰囲気も、映画の中の大阪の街にバッチリ合ってましたよ。

でも、ストーリーの最後に「ん？」ってなる所があって、それが気になって、観終わってもスッキリ満足した気分になれませんでした。渋谷くん、ふみちゃんが素敵だっただけに、ちょっと残念です。

正直思っていたより良かったのだが、いくつか伏線でもなく結局理由がわからないものがあったため☆4。天竺鼠の方が思いの外しっかりとした爪痕を残していたのでそこはポイント。

ジャニーズ映画だから全く期待してなくて、試写会で見ました。答えは渋谷くんの演技に度肝抜かれた‼️歌うシーンだけでなく、演技においても、素晴らしい。彼の潜在能力にはびっくりです。
今までのジャニーズ映画ならこんな設定の主人公はさせなかったであろう。全てのシーンに彼の魂を爆発させ、そこに二階堂ふみさんや赤犬のメンバーが濃いく絡んで面白かった。
またロケ地が大阪の下町であったため、昭和の匂いがして一層良かった。
とにかくジャニーズ映画ではなくて若者たちの心の叫びを感じて欲しいです。渋谷くんの今後の役者人生に期待したい映画ですね‼️