「原作をリスペクトしながら映像表現で魅せる良作」アイアムアヒーロー iwazakingさんの映画レビュー(感想・評価)
原作をリスペクトしながら映像表現で魅せる良作
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アイアムアヒーロー、原作では間延びしたシーンがかなり多くてリアルタイムでスピリッツを読むのをやめてしまったのでいまのお話がどこまで進んでいるのかわからないのですが、この映画はとても丁寧に作られてるなという印象を受けました。
コミックのファンもかなりの数いるので脚色の仕方を間違えると悲惨な目にあうのですが、この映画は原作をリスペクトしつつ、コミックではなかなか伝わらないZQNの恐ろしさを伝えるために躊躇せずにグロさを拡張したのでzqnリアリティがアップしてます。
僕の前の席のオジさんなんか、何回もビビって飛び跳ねてて面白かったです。
あの走高跳びZQNなんか原作を上回るキャラクターになってるし。大泉洋の英雄役、有村架純他、役者の隅々まで原作のイメージを損なわないように良いキャスティングになっています。
良い意味で日本のスケールの小ささを活かして描いているので、妙にリアリティあるし、銃規制のないアメリカだと誰かれ武装してマシンガンだの火炎放射器だの戦いが大味になってしまうところが、こちらは銃規制ガッチガチの日本なので、良くても散弾銃。1ローディングでたったの二発しか打てないというのが映画の演出として盛り上げ役になっている。
ローディングして打つアクションの合間にZQNが忍び寄るシーンは英雄がまさにヒーローになるための舞台になっていた。
演出上手だなと思いました。
続編早く見たいです。
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