劇場公開日 2014年4月19日

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「同性愛への差別」チョコレートドーナツ 赤垣さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5同性愛への差別

2019年1月20日
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1970年代、ゲイのカップルが障害児を育てたという実話を元にして作られた作品。

作品自体も1979年を舞台にしており同性愛者への偏見が根強い。世間の同性愛者への差別とそれによるゲイのカップルがダウン症児を引き取り、育てていくことへの難しさを描いています。

同性愛への理解が示されてきたのはほんとここ最近なような気がします。とはいえまだまだ偏見や差別はあるでしょうが、約40年前となるとさらに世間から同性愛者への眼差しは冷たく扱いも酷いということがよく分かる映画でした。

薬物中毒の実の母親よりも、子どもへの愛情を抱いているはずなのに世の中の同性愛者は異常だ。子どもには悪影響”という偏見によって引き離されていく…
同性愛者だから、本当の親じゃないからという理由で愛情を否定していい理由にはならないと感じました。
最後には号泣です。

赤垣