アルモニ

劇場公開日:

解説

「アニメミライ2014」上映作品。アニメの振興を図り、若手アニメーターを育成する文化庁のプロジェクト「アニメミライ」の2013年度に製作された短編4作品のうちの1本。気の合う友人と居心地のいい場所に留まっていた2年1組の本城彰男は、いつも遠くから眺めているだけの存在だった真境名樹里の世界に触れることになり……。「イヴの時間」「サカサマのパテマ」で注目される新鋭・吉浦康裕が監督、「ブラック★ロックシューター」のウルトラスーパーピクチャーズが制作を担当した。

2014年製作/G/日本
劇場公開日:2014年3月1日

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
稲垣亮祐
キャラクターデザイン
碇谷敦
作画監督
碇谷敦
作画監督補
又賀大介
中堅原画
中森晃太郎
奥居久明
音楽
石川智久
音楽プロデュース
山田公平
担当制作
稲垣亮祐
アニメーション制作
ウルトラスーパーピクチャーズ
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(C)吉浦康裕/株式会社ウルトラスーパーピクチャーズ/文化庁 アニメミライ2014

映画レビュー

3.5「アニメミライ2014」の中では別格。

2014年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

楽しい

非常に良かった。

絵柄は少年/少女以上に向けた作品。
差し込まれる夢の映像も含めて丁寧かつ繊細。
光の使い方も巧く、夢の中、そして現実だが夢心地の場面での光の当たり方。
対して、現実の暗い場面では人物の皺、歪みも含めて陰影の付け方が良かった。

何より特筆すべきは、脚本。
話の作りが本当に良かった。

映画「桐島、部活やめるってよ」のアニメ派生版と言っても過言ではないキャラ設定、中盤までの話の流れ。
中盤までは痛すぎて思わず目を逸らしたくなるような展開ですが。
以降の転がり方にグッときます。

特に、終盤の真境名樹里のあの台詞!!
2012年に映画「桐島、部活やめるってよ」で泣き笑いした私にとっては大きなカタルシスを与えてくれました。
『竜汰に映画秘宝を落とされた前田』という映画「桐島~」の構図も意図的に入っているように思われます。

音楽も話の鍵となっており、使い方が本当に巧かったと思います。

「アニメミライ2014」の中では別格。
映画「桐島、部活やめるってよ」を観た上で観るとより楽しめると思います。
順番的に4作中4番目ですが、本作を観るために75分を辛抱する価値は十分に有ります。

オススメです。

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