STAND BY ME ドラえもんのレビュー・感想・評価
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監督の個性を完全に消し去り、娯楽に徹した職人芸的作品。
3Dのドラえもんで、どんなものかと思って見てみたが素晴らしかった。
いつものように他の場所に冒険するのではなくて、日常生活のままである。
なにがよかったかというと、原点回帰しているところだ。
ドラえもんが何のために来たのかという原点に戻り、彼にとってなにが幸せなのかという問いを検証する内容になっている。
ドラえもんはのび太を幸せにするという任務を追っており、プロットとしてはしずかちゃんと結婚するのが最終ゴールとして設定される。
しかし、それはあくまでも表面的なゴールであり、頼りないのび太がいかに自立していくか、というのがドラえもんの根底に流れるテーマだ。
本作は山崎貴監督作品だ。「ゴジラ」も「三丁目の夕日」も観ておらず、山崎作品は初見。
観ていて思ったのは、すぐれたストーリーテラーなのがわかる。ドラえもんというアニメの世界が広く認知されているから、余計な説明は省いても観客は
物語に入っていく。その世界でいかに観客を楽しませるかというところで、誰もが楽しめる作品を作っている。おとなも子どもも楽しめるし、昔のドラえもんのファンも楽しめる。
なぜなら時代設定が1970年代だからだ。現在のアニメのドラえもんの時代設定がいつなのかはわからないが、70年代といえば団塊世代がまだ若かった頃だ。客層としては一番大きな層だろう。もちろん、古臭さなどみじんもないから、現在のドラえもんファンもがっちりつかむ。
あまりにもクリーンな仕上がりなので、逆にそれが気にいらない人もいるかもしれないが、この仕上がりを嫌がる人は少数派だろう。
売れる映画を作ることが最優先事項で、見事に成功している。
製作費は不明。興行収入は270億円。
続編が作られたので、黒字だったのだろう。
山崎貴という人物の作家性というものがまったく見えてこないが、売れる映画とはそういうものなのかもしれない。
最後のNG集はいらないと思う
アニメ版の「帰ってきたドラえもん」を観て何度泣いたことか。
期待値が上がりすぎてしまったけど、ぼちぼちだったと思う。
ちょっと詰め込み過ぎかなって感じはした。
3Dは可愛いし、特に違和感もなくて良かった。
てか、青年のび太の声って妻夫木聡だったんだ!
全然気付かなかった。
怒りのあまりに泣けた、ドラ泣き。
これは酷かったですねぇ……だって、ただ原作の名エピソード群を羅列しているだけなんですもん。
これが国内での興行収入が約83億円という大ヒットを記録するとは、それこそ何か秘密道具でも使ったのではないでしょうか。
総集編ゆえの魅力のなさ
良かったエピソードの詰め合わせと聞いたが、出合いと別れのエピソードを重視したために2人が絆を育む過程があまり描かれておらず感動が少ない。見終わった後に何も残らない。あと、ドラえもんが笑ったときの二重の目が虫に見えて本当に無理だった。。
よくこれを子に見せたものよ。糾弾すべき案件。
初見。
ルッキズム他様々な異和を安穏と温存する驚きの扁平。
それでいて三流感動ポルノとは。
よくこれを子に見せたものよ。
憎むべき物語要素の多く(全て?)が内包される
糾弾すべき重要案件だ。
2もあるのか。
感動というテーマの空回り
3DCGで描かれたドラえもんということで話題になってはいたが、ドラえもんをCGにしたところで特別ワクワクするとかはない。こんな映像作れるんだぞ、という作り手の自慢なだけで、果たしてドラえもんを3DCGで動かして欲しいと願った人がどれだけいたのだろうか。
それは置いといて、内容も原作に沿ってやればいいのに、ところどころに散りばめたオリジナル設定が軒並み酷いことになっている。
特にやり遂げプログラムで、嫌がるドラえもんに体罰を与えて無理矢理働かせる暴挙に出ているのはいかがなものか。
もちろん、視聴者を感動させようと仕込んだ設定ではあるが、あまりのドラえもんへの酷い扱いに感動どころではない。子どもたちに夢を与えたいとドラえもんを生んだ藤子F不二雄先生がもしこれを見たらどう思われるのか。冒頭からゲンナリである。
中盤もつっこみたくなる場面が多く、感動作「さようならドラえもん」が下手な演出で全然感動出来ないのも酷い。
でも、一番酷いのはなぜウソ800の話まで作ってしまったのか。
時間がないせいでクライマックス後のちょっとした追加ストーリーみたいな扱いでしか描けないなら、ないほうがマシ。
それに、「ドラえもんがいるわけないでしょ」という絶望から、襖を開けたらドラえもんが部屋にいるいつもの景色が戻っていたという映画として一番大事に描かれなきゃいけないだろうシーンが雑になってることで台無しになっている。
この映画を見て思ったのは、キャラを動かしてこんなものしか作れない監督への落胆よりも、数ページしかない絵でアニメの何倍も読み手を引き込むことができる藤子先生の表現力に改めて感動しました。
あ、大人のジャイアンの部屋に乙女の愛の夢のレコードが置いてあったりと多少はニクい演出があったので星2個あげておきます。
やっぱり最高
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ドラえもんの節目節目の名作が一連の流れの中で続いて行く。
ドラえもんが来るシーン、しずかちゃんとの結婚関連エピソード、
ドラえもんが未来に帰るシーン、再度やって来るシーンなどなど。
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☆5つはこの映画がというより、ドラえもんの往年の名作がって感じかな。
全ての話が有名なものなのでその先どうなるかもほぼ分かってたけど、
それであっても話に深みがあるから面白い。
そしてドラえもんやしずかちゃんの優しさ、のび太の隠れた根性・・・
色んな部分に感動して涙が出る。歳取ってもたんかのう。
名作ラッシュやから、ドラえもん初見の人が見たらホンマに贅沢な作品やろな。
あとCGでやや立体的なので、普通のアニメより感情移入しやすい。
しずかちゃんが可愛いし、スネ夫もやたらと可愛いw
スネ夫の髪型ってこうなってたんやって気付きもあった。
子供の情操に悪影響極まりない
ネットフリックスにあり、子供が見たいというので途中まで見ていたが、これは良くないと判断し、途中で試聴をやめた。
まず、ターゲットが謎。大人向けにしては子供っぽすぎ、子供向けにしては大人っぽすぎる。
とにかく脚本の程度が低い。「『絆』をテーマに、USO800を倣って書こうぜ!」というノリで適当な脚本を書いたのだろうと推察。薄っぺらい。
演出がくどい。ルッキズム過多。古くさいジェンダーロール。
「結婚」をここまで強調するのはなんなのだろう。結婚がどうこう言われたって、結婚とは無縁な子供にとって意味わかんなくないか。原作だと、確か、ちょっとした裏設定的なものだったと思うけど、この作品では過度にそこにフォーカスしてて、気持ち悪い。「ブス(ジャイ子)と結婚したら不幸だけど、美人(しずかちゃん)と結婚したら幸せ」みたいな視点、子供に必要だと思うか?
もちろん、「結婚」がちょっとしたサブストーリー的なものだったら許せるかもしれないが、この映画はそれが中心になっているので、全く救いようがない。
原作が昔の作品だから、今の価値観と照らし合わせると価値観に軋轢が生まれるのは仕方ないとして、「結婚」みたいな価値観の違いがバチバチに生まれそうな作品の要素を選ぶのはなぜ? 軋轢が生じないようなテーマにフォーカスすれば良かったのではないか。それが見つけられないようでは、原作者が死んだ後でわざわざリブートする必要なんてないだろう。
「Stand By Me」という名作タイトルをそのまんま拝借している魂胆も気に食わない。映像等テクニカルな面以外では全てが最低レベルの映画。
泣けます
普段泣かないですが泣けました。
ドラえもんは、のび太がクズすぎて苦手なことがありますが、それを感じさせない良作です。
現実だとしずかちゃんはのび太と結婚すると色んな面で苦労するはず。それでもダメ人間がクラスのアイドルと結婚できる夢を見させてくれます。
僕の妹が小学校四年の時の小○館の学習雑誌で連載が始まった。
のび太や静香ちゃんは、今63歳。
僕の妹が小学校四年の時の小○館の学習雑誌で連載が始まった。
僕はそれを読んで直ぐにファンになった。
今、僕の妹は63歳。
時間が経つの早いな。
3Dのドラえもんはリアルで、アニメで観るよりドラえもんを現実的に感...
3Dのドラえもんはリアルで、アニメで観るよりドラえもんを現実的に感じられて新鮮だった。
もちろん昔からのドラえもんが大好きだけど、3Dもこれはこれでアリだと思う。
このストーリーは昔からの不朽の名作ですね。
やっぱり結婚前夜のしずかちゃんのお父さんの台詞にじんと来る。
人を思いやる気持ち、人の不幸を悲しむ気持ち、諦めない気持ち、変わりたいと思う気持ち、頑張ること、大切な想いがこのストーリーにはいっぱい詰まっています。
とってもコンパクトなドラえもん!
初の3DCG化の作品らしい、始まりから皆の大好きな話を詰め込んだサービス作品とでもいうのでしょうか。とてもコンパクトにまとまってて、どれだけ見つけられるか、隠し要素も沢山ありげな楽しい作品でした。星野スミレさんは永久に不滅です!
あ、道具を出すときのファンファーレはどうした! あと、ネズミ要素は? 地球破壊爆弾は? ドラミちゃんが出ないなんて納得できない! なんちって。
ただつめこんだだけ
ドラえもんとのび太が
辛い時も楽しい時も一緒に過ごし
長い時間を共に過ごして
2人で乗り越えてきたからこそ生まれる
友情
それが、なんら表現されておらず、残念
ドラえもんは、ドラえもん好きがたまらない要素たっぷりで、ひたすら可愛かった
目の保養
3Dで懐古したい人向け
あぁのび太くんのダメっぷり変わってないなぁ。ただそれを確認したいだけの人向け。
3Dだし声優さんも違うので個人的には全く懐かしさはない。
ジャイアンやスネ夫の虐め方が度を越している。自力で立ち向かうなら、写真を撮るか、ドラえもんを呼ぶ方が正解なんじゃないかな?
トヨタとPanasonicの看板が乱立する宇宙空間で未来の乗り物の間をタケコプターで危険浮遊するシーンのために、映画全体が作られているかのような、企業への忖度を疑うほど、内容がない。
もともと、ドラえもんに内容などあまりないのだから仕方がないけれど。昔から、キテレツとコロ助の方が好きだったなぁ。
ドラえもんでしょ?
知ってるよーー!でも楽しいって話題になってたから見てみた😊
知らない話が多すぎた!
ただのドラえもんとのび太の話じゃなくて、これは恋愛映画でした!
そして、感動するーえー未来も行くんだー
2も早くみたい!
のび太がしずかちゃんを思うように、愛されてみたいと思う作品でした‼️
フラットな目線で見た感想
普段は書き込みなんて絶対にしない私ですが、自分の中で酷評に酷評を重ねたので書きます。
私は原作未読なのですが、一緒に見た友達は原作を読んでいたので楽しめたみたいなので原作を読んでいるなら楽しいかも。
まず最初に3dグラフィックが私には受け付けれなかった。(これは人によるので、酷評ポイントではない)
端的にいうと、感動する話を詰め込んで泣かせに来ようとして全てが中途半端。あれで泣ける人は相当涙腺が緩いか、自己暗示で泣きに行ってる人以外いない。
泣かせたいポイントが4つほどありましたが、導入までの経路が薄っぺらすぎて何一つ心に刺さらなかった。
盛り上がりシーンもただ台詞を言っているだけで、そこに盛り上げるための「音楽」「アングル」「過程」「エフェクト」何一つ足りていない。
まさに駄作とはこの事と言わざるおえない作品でした。
ただただ酷い。
これで泣けると言ってる人とは、一緒に映画見たくないとすら思わせられました。
2をやるそうですが、間違いなく観ないでしょうね。
ドラえもんの普通の映画自体は自分はかなり感動して泣いちゃうので、好きなだけあって本当にショックでした
想像してたよりは悪くないが……
想像してたよりは悪くない。でもそれは原作が面白いのであって映画が面白いわけではない。というのが総評。
山崎貴監督の作品は『アルキメデスの大戦』だけ鑑賞済みです。『アルキメデス』は個人的にもすごい楽しめましたし、世間的もかなり評価は高いですよね。山崎監督の別作品として、ルパンとドラクエも本当は観に行く予定だったんですけど、あまりにも評判が悪かったので結局観に行きませんでした。
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勉強も運動もできない冴えない少年である野比のび太(大原めぐみ)のもとに、未来の世界からネコ型ロボットのドラえもん(水田わさび)が現れる。将来、ジャイ子と結婚して散々な人生を送ることになるのを変えるために、のび太と共に生活を送ることになる。
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何で山崎監督は映画作る時に薄ら寒い絶妙にダサい英語のサブタイトルつけるんだろう。「そういうセンスの持ち主なんだろうな」って感じですね。年に1~2本くらいのペースで映画作っててとにかく多作な印象ですね。そして、映画をそんなに見ないライト層には好かれているけどコアな映画ファンからめちゃくちゃ嫌われている印象もあります。「そこまで言わんでもええやん」ってくらいの酷評レビューもよく耳にしますよ。ライムスターの宇多丸さんとかね。そういうタイプの監督の作った作品ということで、正直かなり警戒しながら鑑賞しました。
結果的に身構えて観た割に、『STAND BY ME ドラえもん』は「そこそこの良作」だったと思います。
少なくとも酷評するほどではないと感じました。迫力のあるタケコプターの飛行シーンなど、平面のアニメではなく3Dにした意義もしっかり感じられましたし、立体的に見えることで「こうして見るとドラえもんってデケェな」みたいな新たな発見がありましたし。ストーリーもしっかりしていたし笑える部分はしっかり笑えた。
しかし同時に「これは山崎監督の功績なんだろうか」とも思います。
だって原作のあるストーリーなのでストーリーが面白いのは原作のおかげですし、迫力満点の3DCGは魅力的でしたがCGの製作を仕切っていたのは多分山崎監督じゃなくてCGスーパーバイザーの鈴木健之さんですし。エンディングの感動も秦基博さんの曲のおかげです。
監督業が八木竜一さんとの共同なのでどこまでが山崎さんの手腕でどこからが八木さんの手腕なのかは全く分からないんですけど、少なくとも脚本担当の山崎監督が原作を改変して付け足したのであろう「成し遂げプログラム」とか「エンディングのNG集」とかは正直見ていて不快に感じるレベルでした。
本作の山崎監督の功績は「原作改変が少なかったこと」なんだと思います。オリジナリティを出した次回作の『STAND BY ME ドラえもん2』の評価が本作と比べて低いことからも何となく察しました。
不満点も多少はありますが、決して悪い作品ではなかったです。観て損はないと思います。
旧世代には違和感が
ドラえもんといっしょに、歳を重ねてきた身としては、最新の技術に彩られた映画はやや行き過ぎた感があります。
ストーリーは、おなじみの、少年の成長と、別れを描いたもので、不変の価値のある素晴らしいもの。誰が撮っても、それなりの出来は保証されているものです。
あとは、その味付けが気に入るか、そうでないかで、昔ながらのセルアニメに馴染んだ世代は、もう着いて行けないのかもしれません。
ピクサー作品などを見る限り、まだまだレベルが違うなと思いましたが、初めて見る世代の子供たちは、きっと大好きな一本になってくれるのではないかと思います。
2016.3.10
のび太とドラえもんの友情話
今までの話の繋ぎ合わせらしいので、ところどころ説明不足の感があり、ストーリーに違和感を感じる。
のび太はドラえもんが居なくなっても一人で頑張ろうと努力することによって、しずかちゃんと結婚出来るまでに成長出来たような流れかと思ったが
嘘つき器によってドラえもんは戻ってくる。
にしても、ドラえもんとのび太の友情と再会は良かったなと思った笑。
稚拙なストーリー展開だが、気にせず泣こうか笑
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