劇場公開日 2014年2月8日

  • 予告編を見る

「色男が出会う"恋の賞味期限を知ってる"女たち、哀愁と瞬間の感情に惚れ惚れ」ニシノユキヒコの恋と冒険 たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5色男が出会う"恋の賞味期限を知ってる"女たち、哀愁と瞬間の感情に惚れ惚れ

2021年2月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

萌える

フライヤーを譲っていただいた時、偶然見つけたのがこの作品。今となっては、中村ゆりかも聞くようになり、豪華なるキャストに。少しファンタジックだったが、ニシノユキヒコの人柄のように惹かれてしまった。

ニシノユキヒコは、死ぬほどモテる色男。女であれば皆イチコロ。どんな人でも落ちるのだが、最後はなぜかフラれる。そんなニシノユキヒコを知らないみなみは、あることをきっかけに、ササキサユリと出会う。そこで聞かされる、ニシノユキヒコの姿。カッコいい男なのだが、どこか完璧ではない。そんなところも味になってしまうのだが笑。あるときは甲乙つけずに見切られ、あるときはリスクを犯してまで手を伸ばしたり。類い稀なるジェントルマンなアンテナも、使い方を間違えてしまうほど。ただ、ニシノユキヒコと恋した女も皆、恋した時間に紛れもない誇りを持っている。だからこそ、「私が好きになった人」でいられる。その威厳が立つよう、中学生のみなみをストーリー全体の軸に置いているのも面白い。我々と同じように、彼について何も知らないからこそ、その実像がより綺麗に写り、魅力と哀愁が同居する人物像が浮かぶ。真実の愛を求める一方、女性だって"選んでいる"ことがフラットに描かれているのも、恋の健全さを感じさせる。

序盤は少々掴みにくいと感じていたが、気がつくと惚れ惚れと見ていた。スコアには出ないものの、この映画が好きだという感情が離れなさそうな1本。

たいよーさん。