劇場公開日 2014年1月25日

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「陶酔という言葉が頭に浮かぶ」オンリー・ゴッド LRさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0陶酔という言葉が頭に浮かぶ

2014年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

テレンス・マリックのようなミニマリズムの極まりとデヴィッド・リンチの空気感そしてソナチネの頃の北野武が見せていた芸能と芸術の間をゆれるスリップストリーム性をこの作品から感じる。
ストーリーはシンプルで複数の解釈を観客に委ねてくるような作品ではなく監督の意図がそのまま伝わる。
その代わり余白から様々な信号が脳に飛び込んでくるのでそもそものテーマやディティールが何を暗喩しているのかを解釈しながら絵画に近い観方をすると良いと思う。
なにより映画そのものにに陶酔できる希有な作品に仕上がっている。

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LR