劇場公開日 2013年11月1日

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「アップルコンピュータのCEOになるまで」スティーブ・ジョブズ(2013) ノリック007さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0アップルコンピュータのCEOになるまで

2021年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

今、世界を席巻している「GAFA」の一つがアップルコンピュータです。

スティーブ・ジョブズは、アップルコンピュータの創業者の一人で、アップルコンピュータの株式上場で2億ドル以上の資産を手に入れますが、アップルコンピュータを辞職せざるえなくなり、NeXT社を創業しCEOを務め、ピクサー社を買収し会長を務め、ピクサー社の株式上場で11億7000万ドルの
資産を得ました。
スティーブ・ジョブズは、アップルコンピュータがアップルコンピュータの株式150万株でNeXT社を買収することで、スティーブ・ジョブズは復職し、アップルコンピュータのCEOになりました。
スティーブ・ジョブズは、iPodを発表しました。

iPhoneが登場する前で、この映画は終わってしまうので、iPhoneについて期待する
と期待外れになります。

スティーブ・ジョブズがiPodを発表するシーンから始まります。
その後は、スティーブ・ジョブズが大学時代からアップルコンピュータのCEOになるまでが描かれます。
1972年~2001年までの29年間、20年前までの出来事が描かれています。
1972年6月17日には、ウォーター事件が起きました。
2001年9月11日には、米国同時多発テロ事件が起きました。
29年間の出来事を描こうとすると、各々出来事については細かく描くことはできずに、各々出来事については知っている前提で、簡単に描かれています。
若い人、コンピュータに詳しくない人、コンピュータに興味がない人には退屈な映画です。
スティーブ・ジョブズについて知っている人、知りたい人、コンピュータに詳しい人、自己啓発を得たい人には楽しい映画です。
スティーブ・ジョブズの言葉には、人を高揚させ、人を動かす何かが確かにあります。

スティーブ・ジョブズについて知らない人は、この映画を観てもわからないです。
この映画を観て、スティーブ・ジョブズについて知りたくなった人には、「スティーブ・ジョブスⅠ」と「スティーブ・ジョブスⅡ」講談社ウォルター・アイザックソン著/井口耕二訳を読むと理解できるようになります。
読んでも理解できない部分は、調べる必要があります。
スティーブ・ジョブズのような日本人はいないので、日本人がスティーブ・ジョブズを理解するのは困難です。

リード大学は、設立1908年、米国オレゴン州ポートランドにある私立大学です。

「ビー・ヒア・ナウ」という本は、スティーブ・ジョブズが好きな本です。
「ビー・ヒア・ナウ―心の扉をひらく本」として日本語に翻訳され発売されています。

LSDは、植物から製造されるか化学合成される麻薬で、感覚や感情や記憶に変化を与え、
6時間から14時間の間、持続します。

アタリ社は、ゲーム作成会社です。
スティーブ・ジョブズは、リード大学を中退し、インドに行くためにアタリ社で働きました。

ホームブリュー・コンピュータ・クラブは、米国カルフォルニア州北部のサンタクララにある
シリコンバレーで結成されたコンピュータを趣味とする人々の団体です。

ビートルズは、英国のロックバンドで、1962年10月にアップル・レコードデビューし、1970年4月に解散しました。

ボブ・デュランは、米国のミュージシャンで、1962年4月にレコードデビューしました。

AppleⅠは、ケース、キーボード、電源を用意し、テレビ受像機を接続して、組み立てて使用します。
カセットテープインターフェースは、別売りで用意され、BASIC言語をテープで使用できます。
AppleⅠは、自作PCの元祖のようなPCです。

「1984年」は、ジョージ・オーウェルが書いた小説です。
「1984年」では、1950年代に発生した核戦争を経て、世界は、3つの超大国に分割統治され、物資は乏しく、紛争が繰り返され、ビック・ブラサーが思想、言語、行動、結婚などのあらゆる人間性を統制をする社会を描いた本で、大きな影響を与えました。

IBM社は、1911年6月16日に設立され、1960年以降は、コンピュータ市場で圧倒的な影響力があり、ビックブルーと呼ばれています。

AppleⅡは、CPU、メモリー、キーボード、画像出力装置、音声出力装置、外部記憶装置、プログラム用言語、ゲームI/Oを単一製品として、史上初の一体型パーソナルコンピューターを1,298ドルで発表し、600万台も売れました。

Lisaは、PC本体、ディスプレイ、内蔵RAM領域は2MB、外付けハードディスク、2つある5.25インチの
フロッピーディスクを持ち、PCとしては初のGUI環境で、マルチタスク機能とメモリ保護機能を備えていましたが、価格が1万ドルと高く売れませんでした。

Macintoshは、Lisaの低価格モデルを目指して開発され、Lisaと同じCPUを採用し、PC本体、ディスプレイ、内蔵RAM領域は128KBしかなく、1つのソニー製の3.5インチドライブだけで、外付けハードディスクはなく、Lisaと似ているGUI環境で、マルチタスク機能を実現し、価格が2495ドルでした。
スティーブ・ジョブズは、Macintoshを学生、大学や研究所に割引価格で販売し、採用され、大量のMacintoshを販売しました。
1989年頃、米国に出張に行ったのですが、普通に1人が、1台のMacintoshを使用していたのには驚きました。
それから、30年経過している日本では、今でも学校に教育用PCが採用されていないのが現状です。

AppleⅡ、LisaとMacintoshには、互換性がなく、OSもアプリケーションも開発した後、
独自に改良と保守しなければなりません。

iPodは、携帯型デジタル音楽プレイヤーで、1000曲もの音楽を保存することができました。

ノリック007