劇場公開日 2013年5月18日

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「インドの「今」を知る意味」きっと、うまくいく トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0インドの「今」を知る意味

2013年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

単純

6月17日、ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞。

前週15日土曜に見に行ったら、開映に1時間以上あるというのに満席。1日に1回しか回さないんだから仕方ないが、これほど人気あるのに、なぜテアトルは複数回上映しないのか? どういう契約になってるんだ?

で、月曜日に出直すも、これもほぼ満席状態。
インドへの関心、勢いのある国に興味を持つ人が多いのかな。

原題は「3IDIOTS」で3人のバカの意味。学園コメディーなのだが、経済成長著しいインド社会のプレッシャーの中で生活する若者の姿が垣間見えた。
教育と学力をつければ這い上がれる社会ではあっても、依然として社会的矛盾をはらんだ国であることも随所に描かれている。

重いテーマが底に流れるが、それをミュージカルコメディー仕立てにして、長尺ながらあきさせない。

面白い。力がある。勢いがある。

全体に、邦題にあるとおりポジティブな生き方を示しており、インドおよび、インド人というものが分かったような気がした。

映画はそれを通して、知らない世界に触れられるという大きな機能を持つ。
それを十二分に満たしてくれる作品だ。

ヒューマントラストシネマ渋谷のイスはこの長尺に付き合うには座り心地が悪い、とは言っておこう。座り疲れがしたよ。

町谷東光