劇場公開日 2012年11月17日

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「ジェニファー・ローレンス」ボディ・ハント kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ジェニファー・ローレンス

2018年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 脳に障害を持っていた妹キャリー・アンが殺人鬼となり両親を殺したという過去。そのときライアンは伯母の家にいたため助かったようだ。しかし、4年経った今も森の中に逃げ込んだキャリー・アンの死体は見つかってないという・・・

 キャリー・アンが生きていて、ライアンの家の地下に監禁していたのだ。というか、生きていることがわかるの早すぎ!障害を持っているにも関わらず、ドアノブを壊したり、鍵をみごとに見つけたり、と頭の良さも矛盾するような気がする。

 ところが、キャリー・アンだと思っていた少女は実は別人。ライアンがどこかで拾ってきたと思われる女子大生だった。ライアンはエリッサを第二の、いや第三のキャリー・アンに仕立てるために監禁したのだった。

 エリッサが母親がうるさく言うので、自宅の電話をケータイに転送させるアリバイを思いついたり、田舎に転校してきてもバンド活動をきっちりやる女の子。根暗でいじめられてばかりのライアンとは正反対の性格という設定も面白いのだが・・・

 ストーリーはちょっと破綻気味。どこで観客を怖がらせるのか悩みながら作ったのだろうか。キャリー・アンは幼少期にブランコから飛び落ちて死んでいたのだが、女子大生は何の目的で連れてきたのかよくわからない展開。ラストカットで、母親から「お前はキャリー・アンだ」と罵られているライアンの姿。このオチのために謎だらけの展開にしたんですね。「どうだ?こんなオチだとはわからなかっただろ?」とほくそ笑む監督の姿が目に浮かぶ。このオチならば、両親を殺したのもライアンってことでOKかな・・・

kossy