春爛漫狸祭
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春爛漫狸祭

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解説

「夜の門」につぐ木村恵吾がみずから脚本を書き監督した。撮影は「夜の門」の牧田行正で、作詞は新東宝の「あの夢この歌」の原作をした西條八十がつくる。主演は「木曽の天狗」の喜多川千鶴と、東宝の「風車」以来で、終戦後第一回の明日待子。それに「かくて忍術映画は終わりぬ」の杉狂児および日高澄子「Zの戦慄」の野々宮由紀が助演している。

ストーリー

狸御殿の主、満壽妃にはとどろ姫、きらら姫というわがまま娘と、夕月姫というやさしい娘があった。夕月姫は継子で、母や姉娘にいじめられ、いつも森にいっては河童や蛙たちと時をすごした。満壽妃はかねて名門の小皷山家の若殿狸吉郎をわが娘の婿に迎えたく思い、狸御殿の狸祭りに招待して、うまく二人の姫のどちらかにめあわせようとはかった。いよいよ狸祭りは開かれ狸御殿は大さわぎ。狸吉郎も招待されてやって来た。とどろ姫ときらら姫は夢中になって狸吉郎につきまとう。だが狸吉郎はつつましく美しい夕月姫と一度踊ってから夕月姫を忘れられぬ。それを知った満壽妃は夕月姫をだまして早老酒をのませ、夕月姫は一ぺんに老婆となり、なげき悲しんで森へいってしまう。森では河童や蛙が同情しガタロ先生をよぶ。と「満壽妃がもっている不老酒をのむか、この世で一番やさしい男に接吻してもらえばもと通りになる」という。そこで河童と蛙は御殿にしのび入り、不老酒を手に入れるが途中でこぼしてしまう。しかたなくやさしい男をさがして旅に出ることになる。そのころ二人の姫のび態につかれた狸吉郎が御殿をぬけ出て森にやって来て、老婆になった夕月姫に逢い、どんな姿になっていても、一生に一度の恋は姿形ではないといって夕月姫を抱き熱い口づけをする、そのとたん、夕月姫はたちまちにもとの美しい姫となり、狸吉郎は歓喜する。...

スタッフ

監督
脚本
木村恵吾
企画
清水龍之介
撮影
牧田行正
美術
上里義三
音楽
服部良一
録音
中村敏夫
照明
岡本健一
作詞
西條八十

キャスト

作品データ

製作年 1948年
製作国 日本
配給 大映・京都
上映時間 75分

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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