真昼の対決
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真昼の対決

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解説

小説倶楽部所載の「激情」から「銭形平次捕物控 女狐屋敷」の小国英雄が脚本を書き、「永すぎた春」の田中重男が監督「ふるさとの灯台」の渡辺公夫が撮影した大映ビスタビジョン、大映カラーで描くアクション・ドラマ。主演は「妻こそわが命」の菅原謙二、「夜の蝶」の山本富士子、八潮悠子、川崎敬三、「誘惑からの脱出」の角梨枝子、「危険な英雄」の志村喬、「ふるさとの灯台」の北原義郎。ほかに倉田まゆみ、東山千栄子、村田知英子、見明凡太朗、岸輝子、清水元、石黒達也、佐々木孝丸など。

ストーリー

酒と女、ばくちと喧嘩に明け暮れる北国のダム工事現場に、種ケ島権兵衛という柔道五段の牧師が赴任してきた。工事場では大館組と山田組のあらくれ作業員が働いているが、仲が悪く喧嘩出入りがいつも絶えない。権兵衛は分教場の萩野信子先生と協力して、子供たちに野球を教え、ばくちや喧嘩の真似をやめさせた。作業員相手の飲み屋ちとせの女給千代を根気よく張りにくるのは、殺人の前科をかくして大館組の帳付けをやっている田代と、山田組の飯場頭辰五郎だ。親の借金と、弟の学費のため女給になった千代は、深酒から体をこわしたが、医者がインチキで一向によくならない。医大出身の権兵衛は病気をなおしてやろうと骨を折り、千代にはその好意が身に泌みてうれしい。面白くないのは彼女に執心の辰五郎だ。彼は礼拝堂で説教中の権兵衛に仕込み杖を振り回した。初めは防禦一方の権兵衛も、つい柔道の手が出て投げ飛ばした。翌日、辰五郎は子供をつれて教会に現れた。そして、弟子にしてくれと頼み、信者気どりで讃美歌の練習を始める始末だ。千代は手当をして貰ったお礼に、自分で編んだ手袋を権兵衛に贈った。千代の権兵衛への慕情はつのるばかりだが、所詮叶わぬ恋と諦め、再び深酒にまぎらす日が続いた。見かねた信子は権兵衛に、「千代さんを倖せにできるのは貴方だけです」というが、その信子も、ひそかに権兵衛を想っているのだ。やがて、ダムの第一工事が完成したが、その祝賀会の席上で、第二次工事は大館組だけでやると発表された。辰五郎は血相変えて教会へ駈けつけ、大館組へ殴り込みをかけるから許してくれといった。しかし権兵衛は、「辰さん一人で話に行くこと。絶対に暴力を使ってはいけない」とさとした。単身、大館組に乗り込んだ辰五郎は田代に刺され、教会まで這って帰ると絶命した。権兵衛は手にした聖書を十字架にそなえ、「僕はもう牧師じゃない。ただの人間です」といい放つと、必死にとめる千代の手を振り切って工事事務所へ向った……辰五郎の仇を討った権兵衛が、千代の編んだ手袋をもって瓢然と去ったのは、それから数日後のことだ。...

スタッフ

監督
脚本
小国英雄
企画
米田治
製作
永田雅一
撮影
渡辺公夫
美術
柴田篤二
音楽
古関裕而
録音
西井憲一
照明
泉正蔵

キャスト

作品データ

原題 Duel at Noon
製作年 1957年
製作国 日本
上映時間 101分

提供:株式会社キネマ旬報社

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