不良少女(1960)

劇場公開日:

解説

「嵐の中の若者たち」の押川国秋の脚本を、「天下の快男児 突進太郎」の小林恒夫が監督したもので、スターの座にのしあがろうとするドライな一少女を描く。撮影は「吠えろ岸壁」の藤井静。

1960年製作/68分/日本
原題:The False Student
配給:東映
劇場公開日:1960年10月23日

ストーリー

光枝の野望は歌手になることだった。そのためには恋人も友人も利用するという。彼女の家族は靴みがきでアル中の父幸吉と、工員の弟茂夫がいた。光枝は不良の仲間に入り、矢島組のチンピラ浩一と恋仲になった。浩一は光枝を歌手に仕上げようと躍起になった。おとなしい茂夫は矢島組と白竜会の対立にまきこまれ、鑑別所に入れられた。弟おもいの光枝の努力でまもなく茂夫は出所した。矢島組社長で芸能ブローカー沼沢と光枝は契約し、浩一と手をきった。沼沢の手腕で大洋レコードとの契約が出来そうになった。それを妬んだ不良仲間の春恵、サチ、みどりらは光枝にリンチを加えた。光枝はへたばらなかった。大洋レコードの舞台出演がきまった。その頃、茂夫の面倒をみてくれる青年坂田が、会社で宿直中に殺害された。浩一は光枝のところに行き、大金をみせてハワイに逃げようといった。彼は愛する光枝を沼沢から取り戻そうと、坂田を殺し会社の金を盗んだのだ。そこへ沼沢と子分たちが殴りこんできた。浩一をかばう光枝は、顔面に重傷を負った--。騒音の街頭に、ネッカチーフで額の傷をかくした光枝と茂夫が仲良く並んで靴みがきをしていた。派手なかっこうのチンピラが目の前を通った。“いまにみろ!”光枝は彼らを上目でみながらいった。

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