太陽と血と砂

劇場公開日:

解説

佐々木正彦・西沢裕子の共同脚本を、「生首奉行と鬼大名」の小野田嘉幹が監督したハイティーンもの。「太平洋戦争 謎の戦艦陸奥」の吉田重業が撮影した。

1960年製作/82分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1960年7月22日

ストーリー

川崎史郎は姉の光子と母の三人暮し、幸せな学生生活をおくっていた。光子は東京の会社に勤めていた。夏のある日、恋人の吉川と海辺に遊んだ光子は、現れた三人の愚連隊にいずこともなく連れ去られた。暴行されたショックから、間もなく光子は母と史郎に遺書を残して命を断った。三人の愚連隊の仕業であることを吉川からたしかめた史郎は、毎日海浜を歩いてその姿を求めた。かつての光子の友人・房代の協力を得た史郎は、警察に捜査を依頼した。しかし刑事は、暴行は本人が訴えない限り罪にはならない、と言って依頼を受けつけようとしなかった。姉の仇を自分の力で殺そうと決意した史郎は聞き込みを始めた。海浜に建った仮設ダンスホールで、一夫、渡、健一の三人組をみつけた史郎は挑んだが、警察の手に掴まり、十カ月の少年院生活を余儀なくされた。少年院を出た後は家に帰らず、パチンコ屋の二階をねぐらにして三人組に出会うチャンスを狙った。史郎は順子を知った。互いに慕い合った。順子の別荘に招かれた史郎は姉光子を暴行した首謀者が順子の兄一夫であることを知った。湧き上る復讐心から、史郎は順子の身体を奪った。数日後、国道を走る健一の車を史郎が追った。次の瞬間、健一は路上に叩きつけられた。渡も崖の上で対決を迫られ、史郎の手で海中深く落下した。復讐の鬼と化した史郎は、順子のとめるのもふり切って、浜辺で一夫と対決した。無人モーターボートは水上スキーに手足をしばった史郎と一夫を引っぱって、岬の岩に向かって暴走した。

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