夕陽の恋人
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夕陽の恋人

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解説

「また逢う日まで 恋人の泉」の石森史郎と「夜の熱帯魚」の井上梅次が脚本を共同執筆し、井上が監督した青春メロドラマ。撮影は「夜の熱帯魚」で井上とコンビの丸山恵司が担当した。

ストーリー

秀人が由紀と会ったのは、夏の海岸だった。秀人は、金持の息子のふりをしていたが、実は、自動車修理工だった。その工場にデザイナーの三千代が、車の修理を頼みにきた。三千代の姿を見た秀人の心はおだやかではなかった。三千代は十九年前に彼とその家族を捨てた母だったのだ。修理した車を店へ届けると、そこに由紀がいた。由紀もまた、ただのお針子にすぎなかった。デートの日、秀人は孤児であるといつわり、共通点を求め、由紀との友情を深めようとした。そんな折秀人は兄の和人に家に連れ帰られた。母のいない家庭、がんこな父。秀人は、性に合っている工場に戻るのだった。何度もデートを重ね、幸福だった二人に危機が訪れた。父の事故により、秀人には家庭があり、孤児でない事を知った由紀は、怒りをぶつけると秀人の前から姿を消した。何もかも忘れようと、ゴーゴーを踊った由紀は、その帰途、車にはねられ、重傷を負った。病院に運ばれた由紀は、かたくなな心を解こうとはしなかった。が、彼女の先生であり秀人の母でもある三千代から、秀人も同じ境遇に生きているといわれ、うれしさがこみ上げてきた。そんなところへ駈けつけた秀人の顔を見た時には、二人の心は固く結ばれていた。が、時すでに遅く、由紀の意識は薄れてゆき、うわごとに、いつか見た夕焼けの真赤な空を思い浮べながら、夕陽が沈むように生命の灯を消してしまった。病室を飛び出した秀人は、夕陽に赤く顔を染め、いつまでも慟哭し続けていた。...

スタッフ

監督
脚本
石森史郎
井上梅次
製作
沢村国男
撮影
丸山恵司
美術
森田郷平
音楽
広瀬健次郎
録音
堀義臣
照明
佐久間丈彦
編集
太田和夫
スチル
久保哲男

キャスト

作品データ

製作年 1969年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 89分

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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