ある女子高校医の記録 初体験

劇場公開日:

解説

前作「ある女子高校医の記録 妊娠」の高橋二三がシナリオを執筆し、これが第一作の帯盛迪彦が監督した、シリーズ第二作目。撮影も同じ渡辺公夫。

1968年製作/80分/日本
配給:大映
劇場公開日:1968年10月30日

ストーリー

白樺女子学園の生徒が売春容疑で連行された。この知らせに驚いた熊谷校長は、校医の小柳に調査を命じた。連行されたのは大宮麻子、小林マキ、浅野みどり、高木真弓の四人である。彼女たちはいずれも、太ももにいれずみをしていた。小柳は何も言わない彼女たちの行動を知るため、追跡調査を行なった。担当教師たちの話では、四人とも授業中に居眠りをし、生理不順など、乱脈な夜の生活を送っているらしかった。小柳は間もなく、そんな彼女たちの生活をつきとめた。麻子はサイケバーのリード・ダンサーで、ファンからの贈物を売りさばいて、月五万以上の稼ぎを得ていた。また、小林マキは、ある放送局で深夜ジョッキーを担当し、そのユニークな話術で多くのファンを持っている。みどりは、その豊かた肉体を武器にヌードモデルとしてひっぱりだこであり、流行っ子のイラストレーターの滝口とは、かなり密接な関係があるようであった。そして高木真弓は、夜毎に男をつかまえ、自分のアパートに引っぱり込んでいたのである。小柳はこうした生徒たちの隠された生活に、ただ唖然とするばかりであった。しかし、何故そんな生活を送っているのか、彼にはさっぱり分らなかった。やがて、麻子たち四人を詰問した小柳は、彼女たちが憧れのパリに行くための費用を貯えるため、夜のアルバイトをしていたことを知った。売春容疑が晴れて四人が学校を休み、パリに向ったのはそれから間もなくのことだった。小柳はそんな四人に、帰国したら学校に戻るように言い、飛び立った飛行機を、じっと見送っていた。

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