星屑の町(1963)

劇場公開日:

解説

「パラキンと九ちゃん 申し訳ない野郎たち」の高橋二三が脚本を執筆、「太陽先生青春記」の的井邦雄が監督した歌謡ドラマ。撮影は「大当り三代記」の太田喜晴。

1963年製作/82分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1963年2月9日

ストーリー

東京から数時間のこの町にさわぎが持ち上った。銀行ギャングが帰って来たというニュースと、観光道路が通るについての補償金問題である。ギャングと目される相良光夫は数年前に恋仲の佳代を残して東京へ出ていたのだが、飄然と帰ってきて宿屋へ偽名で泊っていたから、彼の山の補償金を狙っていた相良一族としては大あわてだった。光夫は盲の母を抱えて嫁いだ佳代の家をのぞいたり、分家のより子が保姆をしている幼稚園に顔を出したり不審な行動が多かった。彼の行動に疑心暗鬼の一族が宿屋を訪ねると、挙銃を持っている上に、相部屋のやくざ昼下りの譲次が兄貴、兄貴と奉っているので、すっかり光夫をギャングと思い込んでしまった。町では、補償金をめぐってさまざまな人間模様が展開されていた。そして一族では、より子の恋人の三郎がガソソンスタンドの建築資金を持ち逃げされて泣きっ面だ。それをみて兄の一郎が一計を案じた。光夫にワラジ銭を持たせて逃がし、代りに委任状を取って補償金をせしめようというのだ。ところが光夫は、実はギャングを追って来た東京の刑事で、それを知るのは町の花村巡査だけ。犯行は佳代の弟昌広が上役の裏切りを恨んでのことだった。一族のゴタゴタを尻目に、光夫は親戚への伝言を譲次に頼み、昌広逮捕に向った。譲次が一族の集る席上で開いた手紙には「補償金は佳代の母の手術代に、残額でガソリンスタンドを建て三郎、より子に経営させる、その利潤で花村の娘を進学させること」とあり、刑事であることを明かしてあったから欲の皮のつっぱった一族も口あんぐり。

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