柔肌色くらべ

劇場公開日:

解説

退屈で刺激のない結婚生活に飽きた友人だった二人の人妻とその夫たちの姿を描く。脚本は「猟色サロメの唇」の三井優、監督は「スチュワーデス・スキャンダル 獣のように抱きしめて」の小沼勝、撮影は「私の中の娼婦」の前田米造がそれぞれ担当。

1984年製作/69分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1984年12月8日

ストーリー

藤子は親友の香苗と、現在の夫である俊輔を競い合って結婚したが、退屈な毎日に辟易している。一方、香苗は医者の精三と結婚し、何不自由ない生活を送っているが、俊輔が藤子を選んだことを、今でもコンプレックスにしている。ある日、藤子は香苗の家を訪ね、その暮らしぶりに嫉妬した彼女は俊輔の自慢をする。数日後、香苗は俊輔の会社に電話し、彼を誘惑するのだった。俊輔は香苗を訪ね、体を重ね、その夜は精三の家に泊る。翌朝、会社に向う俊輔のポケットに、香苗は自分の銀行のカードをそっと入れた。一千万円の残高に、俊輔は労働意欲を失くし、会社を辞め、香苗と精三の別荘に向った。何日も夫が戻らず、心配した藤子は精三を訪ね、二人も別荘に行った。二組の夫婦はいつの間にか相手を換え、四人入り乱れてのセックスの日々が始まった。やがて庭先の崖で花を取ろうとした俊輔は足を滑らせて骨折してしまう。医師の精三が治療するが、俊輔はセックスの方も不能になってしまう。実は、香苗を寝取られた腹いせに、精三は治療のときに不能になる薬を与えていたのだ。精三は香苗、藤子を交互に抱き、俊輔を嘲ける。そうとも知らぬ俊輔は早く回復しようと、とり憑かれたように腹筋運動を繰り返しているのだった。

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