タイタンの逆襲(1962)

劇場公開日:

解説

ギリシャ神話から、エンニオ・デ・コンチーニとドゥッチョ・テッサリが共同で脚色、ドゥッチョ・テッサリ(アメリカのベテラン監督が契約の関係上別名を使ったといわれる)が監督した歴史アクション。撮影はジョルジョ・クリスタリーニ、音楽はカルロ・ルスティケリが担当した。出演は「007/危機一発」のペドロ・アルメンダリス(この映画出演直後ピストル自殺)、「鉄腕マチステ」のジュリアーノ・ジェンマ、「三月生れ」のジャクリーヌ・ササール、ほかにアントネラ・ルアルディ、ジェラール・セティなど。

1962年製作/フランス・イタリア合作
原題:Sons of Thunder
配給:UA
劇場公開日:1965年11月

ストーリー

古代ギリシャ時代、テベレの暴君カドマス(P・アルメンダリス)は天の神ジュピターの神殿を破壊し、全知全能の主神であると宣した。怒ったジュピターはタイタン兄弟の末っ子クリオス(G・ジェンマ)を地獄から呼び、自由を与えカドマスを戒めよと命じた。テベレの民はカドマスと彼の妃ハーマイオーニ(A・ルアルディ)の圧政に喘いでいた。また黒人の囚人に対するあまりにひどい仕打ちにクリオスは怒り、ラトルを救おうとしたことから、二人とも捕われ、皮肉にも決闘を命じられた。勝った方に自由を与えられるのである。彼はラトルの命を奪うに忍びず、うまく助けてやった。そんなとき、クリオスはカドマスの娘アンタイオーペ姫(J・ササール)を知った。王が実母殺害の後難を恐れて彼女は幽閉されていた。二人はささやかな逢びきを重ねた。ラトル追跡の大がかりな狩が催されたとき、クリオスは王の側につき彼を追うようにしてまんまと地獄に誘導した。が、王の兵士達もあらゆる秘術を使って窮地を脱し、クリオスとラトルの一団に激しい逆襲をかけてきた。だが、ジュピターの神殿の廃墟にやってきたクリオスはかぶると人間が透明になるというヘルメットを手にした。テベレに再び帰ったクリオスは姫が島流しにあったのを知り、すぐ彼女の後を追った。魔物などの沢山いる島でも、クリオスは無敵だった。が、恋に生命をかけようとするクリオスに怒ったジュピターはヘルメットの魔法を解いた。敵兵の手におちようとしたとき、ジュピターから自由を得た兄弟たちが姿を現わした。兄弟たちは力を合わせてテベレを襲いさまざまな魔術と秘術の戦いの末カドマスを討ちとった。クリオスと姫の幸わせそうな姿があった。

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