妖花アラウネ(1950)
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妖花アラウネ(1950)

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解説

ハンス・ハインツ・エーヴァースの原作になる妖奇メロドラマで、かつてブリキッテ・ヘルム主演により映画化された。今回の再映画化は、監督が「不滅の光」のアルトゥール・マリア・ラーベナルト、撮影はフリーデル・ベーン・グルント、音楽は「会議は踊る」のウェルナー・R・ハイマンというスタッフ。ヒロインには「罪ある女」のヒルデガード・クネフが扮し、「サンセット大通り」のエリック・フォン・シュトロハイムが共演、以下カール・ハインツ・ベーム、ロルフ・ヘニンガー、トルーデ・ヘステルベルク、ユーリア・コシュカ、ハリー・マイエンらが助演する。

ストーリー

十八世紀末、人工受精の研究に没頭していたヤコブ・テン・ブリンケン博士(エリック・フォン・シュトロハイム)は、その理論を完成して死刑囚と売笑婦から女の子を作り、アラウネと名づけた。成長したアラウネ(ヒルデガード・クネフ)は絶世の美女となり修道学校に入れられたが、脱走。調べに出かけた博士は、彼女が人々に異常な影響を与えていたことを知った。博士の甥の医学生フランク(カール・ハインツ・ベーム)は博士邸を訪れてアラウネの美しさにうたれ、友人の画家ウォルフとゲロルディンゲン伯にしらせた。しかし博士はフランクが彼女に近づくことをひどく嫌った。知人のウォルコンスカ公爵夫人は娘のオルガ(ユーリア・コシュカ)を彼とめあわせたがっていたので、極力フランクにパリ留学をすすめた。アラウネは同行したいとは思いつめたものの博士に妨げられ、フランクはひとり旅立った。アラウネは女中の父の士地が競売されるときき、博士にそれを買わせたところ、意外にも鉱泉が噴出、ウォルコンスカ夫人はそれに投資した上娘のオルガをアラウネに托してパリに出かけた。オルガからフランクを愛しているときいたアラウネは、彼にはすこしもその気持がないと言って自殺をほのめかした。オルガはまともに信じて自殺を図ったがやっと一命はとりとめた。アラウネの魅力は次第に男達をむしばみはじめ、馬丁のマチュース、ゲロイディンゲン伯、博士の助手モーン、画家ウォルフが次々に彼女の魔力のとりことなって身を誤まった。温泉場の開場式、パリから帰ったフランクと再会した彼女は、はじめて人間の愛情に目覚めたがその時こそ彼女の通力の終りだった。父博士から、彼女をめぐるすべての男は死なねばならぬときいた彼女はフランクを避けようとした。フランクはききいれなかった。怒りに狂った博士はアラウネを射殺、あとに残ったのは、人に幸福と破滅をもたらすという草木アラウネ草の根だけであった。ブリンゲン博士は人としてあるまじき罪を犯したかどによって絞首台上の露と消えた。...

作品データ

原題 Alraune
製作年 1950年
製作国 ドイツ
配給 パールハウス=大映

提供:株式会社キネマ旬報社

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