必殺ドラゴン 鉄の爪

劇場公開日:

解説

第二次大戦中の中国ゲリラ団と某国軍の機密書類争奪戦を描く空手映画。製作はチェン・ウォー、監督はウー・セイ・ユーエン、脚本はツン・チュー、撮影はチャン・シェー、音楽はチョー・フー・リャンが各々担当。出演はブルース・リャン、ヤン・シェン、フー・チンなど。

1973年製作/香港
原題:The Iron Claw
配給:東映
劇場公開日:1974年5月25日

ストーリー

一九四一年、某国の機密軍用機が広東から海南島に向う途中、突然の事故でチュンシャン町に不時着した。中国ゲリラは絶好のチャンスとばかり、その軍用機を攻撃、指揮官の海軍大将を殺害して重要な上海香港占領計画書を奪いとった。そしてこの機密書類をマカオ、香港経由で、中国の首部上海の指令部へ届けようと企てた。香港に活動拠点をおく中国軍の秘密探偵ウォン・チン(W・Y・シャン)は、四人の部下を使ってこの某国軍の機密書類をマカオから香港まで無事届ける任務をまかされ、全責任をおうことになった。某国軍のキノ中佐との間に激しい戦いが展開されたが、キノ中佐とその多勢の軍陸に包囲され、絶体絶命のピンチを迎えた。だが、一瞬のスキに乗じたウォン・チンの部下プリンス・サムが巧みに逃亡、すべてのいきさつを指導者パオ・タイに告げた。パオは敵軍のリーダー、キノを殺すべく厳重な非常警戒を突破してキノの邸宅に侵入、不意を衝いて襲撃した。パオとキノの一騎射ち、鮮血が飛散し、一瞬のうち逆転する優勢と劣勢。だが相討ちとなり双方、血だるまとなって死んでいった。かくして某国軍上海占領計画機密書類はウォン・チンの手によって香港に届けられようとしていた。

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