フェゴス

劇場公開日:

解説

今世紀初頭を舞台に、南米のある封建的家庭の崩壊を描く。製作はマリー・ロール・リール、監督は本作品がデビューになるアルフレッド・アリエス、脚本はジェラール・ブラッシュ、撮影はラウール・クタール、音楽はジャン・マリー・セニアが担当。出演はヴィットリオ・メッゾジョルノ、アンヘラ・モリーナほか。

1986年製作/フランス
原題:Fuegos
配給:シネセゾン
劇場公開日:1988年1月30日

ストーリー

今世紀初頭の南米。横暴で放蕩三昧の生活を送るグリンゴ(ヴィットリオ・メッゾジョルノ)は、息子の出征の朝でさえ売春婦ラ・ポラカ(マリル・マリーニ)の部屋で寝ぼけている男だったが、そんな一家を支えるのは心優しいグリンゴの妻クララ(カトリーヌ・ルーヴェル)と、彼女の妹でグリンゴの愛人であるアデラ(アンヘラ・モリーナ)であった。そんな生活の中で、長女メシャ(クリスティーヌ・カマヤ)は父への憎悪を募らせていた。ある日グリンゴが帰宅すると、子供たちか誤まって火を出し大騒ぎしていた。この混乱の中、彼は賭博で負けた借金の代償として下女のマルガリータ(ヴァレンティナ・ヴァルガス)を、ドン・ブラウリオ(ガブリエル・モネ)に引き渡すのだった。その残忍な父の姿に、メシャの心は決まった。不眠症だったマルガリータの睡眠薬を盗み出し、父の水筒にそれをたらすのだった。やがてグリンゴは死んだ。しかしその原因は、鳥にふり落とされ頭をうったのだが、それを知らないメシャは卒倒するのだった。月日がたちアデラの恋人ナチョ(ディディエ・ゲディ)が、グリンゴに代わって家長のように振る舞っていた。嵐の夜、アデラによってクララの寝室に向かったナチョの姿をみたメシャは、彼の枕元に薬の入った飲み物を運ぶのだった。

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