パトリシアの夏

劇場公開日:

解説

アテネのパルテノンを振り出しにエーゲ海への放浪の旅に出たひとりの娘の体験を描く青春映画。製作はエーリッヒ・トメック、監督はヅギ・ゲッツ、撮影はハインツ・ヘルシャー、音楽はゲルハルト・ハインツが各々担当。出演はベティ・ベルジェス、クラウス・リヒト、オリヴィア・パスカルなど。

1977年製作/西ドイツ
原題:The Fruit is Ripe
配給:東宝東和
劇場公開日:1978年10月28日

ストーリー

パトリシア(ベティ・ベルジェス)は、両親には故郷のドイツへ帰ると偽って、エーゲ海へと向かった。アテネに着いたパトリシアは紺碧の海にそった海岸で一日の行動をテープに吹き込んだ。その夜、テントで愛し合っているカップルと仲よくなり、そのテントで一夜を明かすが、その夜は何事も起こらなかった。翌朝ヒッチハイクに出たパトリシアはエーゲ海に向う船に飛びのりバルカン半島南端の波止場町に着く。そこからデロス島に向かい、そこで卜ム(クラウス・リヒト)という青年に出会う。トムはすぐ体を求める男ではなく、じっとパトリシアを見つめるだけだった。パトリシアは、そんなトムに愛を感じはじめた。夜、ダンスパーティで男たちと陽気に踊るパトリシアの姿を見てトムは暗闇に去っていった。残されたパトリシアは、無性にさびしくなり、それまでの自虐的な行動をむなしく思い、来た道をもどりはじめた。ヒッチハイクでピラエウスに辿りついた時、そこで偶然にもトムに再会する。精いっぱいの愛を告白するパトリシアにトムはやさしく手をさしのべるのだった。

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