ママはパパが好き

解説

「六月十三日の夜」「未亡人倶楽部」「百万円貰ったら」で共演したチャールズ・ラグルズとメアリー・ボーランドが夫婦役で主演する喜劇で、キーン・トンプソンとダグラス・マックリーンが共同で書き下ろした原作を「坊やはお休み」のナナリー・ジョンソンと「金髪乱れて」のアーサー・コーパーが共同脚色し、「御冗談でしョ」「ミラクルマン(1919)」のノーマン・Z・マクロードが監督に当たり、「ショウ・ボート(1929)」のギルバート・ウォーレントンが撮影した。助演者は「街のをんな」のリリアン・タッシュマン「ラジオは笑う」のジョージ・バービア、「恐怖の甲板」のモーガン・ウォーレス、「雨」のウォルター・カトレット等である。

1933年製作/アメリカ
原題:Mama Loves Papa

ストーリー

ウィルバー・トッドはカークウッド家具会社の店員で11年勤続の腰弁であった。彼の妻ジェシイはピウという男の、「家庭改造法」の講演を聞いてから、急に上品振った生活に憧れだし、晩餐の時ウィルバーに窮屈な夜会服を着せたり、出勤の時モーニングを着せたりした。このためウィルバーは会社で家族に不幸があったと勘違いされ、早退を許される。仕方なく彼は公園で時間潰しをするうち暴漢に襲われて、児童遊園地の開場式場に逃げ込み公園課長と間違えられ、御用商人マッキントッシュの美しい夫人と一緒に写真を撮られ、それが翌朝の新聞に掲載された。夫人の夫マッキントッシュは運動具を一手に市に納めていたが、市長や課長を篭絡して不正な利益を占めていた。彼はウィルバーを推薦して公園課長に就任させたが、ウィルバーはマッキントッシュの納めた運道具が不良で、児童が時々怪我をするのを知り、良品と取り替える事をマッキントッシュに要求しようと決心する。ウィルバー夫妻がマッキントッシュ家へ週末招待された時、マッキントッシュ夫人に薦められて泥酔し夫人の部屋で眠り込んでしまい、夜中に自宅に帰って来た。ジェシイはこれを誤解して、ウィルバーを離婚しようとする。マッキントッシュはウィルバーをある慈善事業家に紹介し、自分の運動具を推薦してくれと頼んだが、ウィルバーは真相を話したので、たちまち課長をクビになった。帰宅したウィルバーは妻のジェシイが家出するところにぶっつかり、マッキントッシュに殴られて目の縁を怪我していたためジェシイから介抱される。そこへ前の主人のカークウッドが訪ねて来て、公園課長を辞めて復社してくれと申し込み、ここにウィルバー一家には再びもとの平和が訪れた。

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