劇場公開日 1972年11月3日

「歳を経てみると、深い作品。」大いなる勇者 too-ku-oさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0歳を経てみると、深い作品。

2023年8月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

1975年、6年頃しゃれたシティ派のポラックとレットフォードの作品に魅せられていた流れで、街の小さなリバイバル館で見た覚えが有るが、思い入れてたモノとは程遠く、ドキュメンタリーに近い作風が退屈だった時間としての記憶しか無かったが、60を過ぎた今機会を得て観るに、作品造りの深さが心深く染みる。
それはまるで「旅」をするがごとく、話が進む程に面白さが厚みをまして行く、正に劇場の椅子に深く腰を落ち着けしっくりと堪能すべき作品、その場その瞬間を楽しみにする方には、不向きの作風。
何が起きたか?何が起きているか?の説明が台詞、テロップ等で一切無い!
スクリーン(画面)から読み取るしか無い!
これぞ、映画本来の醍醐味でわないだろうか?
中休憩を挟み、思う果たして私は此のような覚悟をもって生きてきただろうか?
この先生きて行く上で、どれ程の覚悟をもっているだろうか?
っと、一人の男の生きざまのドラマでは有るが、いつの時代の誰もが構え持たねばならない心の強さ、サバイブして行く力を描いた作品じゃないだろうか?
原題はは、主人公の名前、「大いなる勇者」っと言うタイトルは、観賞後は、?っと思う
主人公は、人生の山谷を行く鑑賞者でも有るのだから。
っと私は読んだ。

too-ku-o