青春の海(1968)

解説

記録映画「裸の海」を製作・監督しアカデミー賞候補にあがったことのあるアレン・H・マイナーが脚本・監督を担当した海洋ドラマ。撮影はルイス・ジェニングスとポール・イヴァノ、音楽はウィリアム・ラヴァが担当した。出演は舞台・TV出身で劇場用映画はこれが初めてのクリストファー・ジョーンズ、「白昼の幻想」のスーザン・ストラスバーグ、「ポリアンナ」のリチャード・イーガンほか。製作はウィリアム・コンラッド。

1968年製作/アメリカ
原題:Chubasco

ストーリー

チュバスコ(クリストファー・ジョーンズ)は、まだ20歳だというのに警察のブラックリストに名前がのっているほどの札つきだ。担当の刑事は彼を更正させようと、マグロ漁船エドナ・ベル号の船長ローリンド(サイモン・オークランド)を説き伏せ、乗組員にさせた。チェバスコには、マグロ漁船の船長セバスチャンの娘で、バニー(スーザン・ストラスバーグ)という恋人がいた。彼女と別れて乗船したチュバスコは不遜な態度ゆえ、仲間たちの反感を買ったが、ある日、マグロの大群を発見。大漁が目の前というとき、彼が一番愛する祖母の死を伝える電報がきた。帰りたかったが船長は許してくれない。その時、乗組員の1人が重傷を負った。船長は、船を港につけることにし、これを機会にチュバスコをサリナ号に乗りかえさせ、彼の望みをかなえてやった。サリナ号の船長べリーとは、最初から気が合った。上陸し、彼の好意でバニーを呼ぶことができた。2人の結婚パーティーが開かれたのはまもなくであった。だが喜びも束の間、頼みとするベリー船長が急死。チェバスコはバニーの父セバスチャンの船に乗り込むことになった。だが彼はチュバスコの妻が自分の娘とは知らなかったので、それを知った時の驚きと怒り。2人は人影すらない暗い船尾で争った。そしてセバスチャンが海中に落ち、それを救うためチュバスコは命がけの奮闘。そのときマグロの大群にぶつかった。綱が投げ込まれたその最中、チュバスコが海中へ落ちた。彼を助けたのはセバスチャンである。人工呼吸で息を吹き返させ傷の手当をしたセバスチャンは「お前にケガされたんじゃ、バニーに顔向けできないよ」と明るく言うのだった。

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