ケンタッキー・ダービー

解説

「拳闘王」で好評を得たレジナルド・デニー氏が今度は競馬劇に主演したユ社映画で、チャーチル・デージー氏の舞台劇「場末」 The Suburban からジョージ・ハル氏が脚色し、「人類の心」同様キング・バゴット氏が監督したものである。相手役はリリアン・リッチ嬢である。

1922年製作/アメリカ
原題:The Kentucky Derby

ストーリー

ケンタッキーのゴードン大佐とウーリッチ大佐とは隣同志であった。そして両家ケンタッキーの大競馬会に於ける花といわれる名馬を一頭宛持っていて毎年月桂を冠争うのである。ゴードン家の息子ドナルドは両家が1万ドルを賭けた今度の大競馬を前にして我家の馬丁と娘と秘密の結婚をした事が知れ父に追い出されてしまった。彼はニューヨークへ来て従兄のラルフの奸策に陥り投獄され3年間憂目を見る事となった。悪漢ラルフは更にゴードン家の金を盗み其罪をもドナルドに被せ、又来るべき大競馬に一儲けすべく企んだ。突如ドナルドは帰郷し、悪人を懲らしめ、競馬に於いても父の馬に乗って大勝利を博し天晴れ我家の名誉を立てて父の勘気をも許された。

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