グラマー西部を荒らす

劇場公開日:

解説

荒れくれ男が進めるサボテンの荒野に突如としてヌード美人が出現するという珍妙な西部劇。脚本はTVのジェリー・シェーファー、フランシス・フォード・コッポラで、コッポラが監督したもの。撮影はジャック・ヒル。音楽はカーマイン・コッポラ。出演者はヴォードヴィル出身のコメディアン、ドン・ケニーとカール・シャンツァーのコンビ、そのほかストリッパー、ヌード・モデルなど。製作はフランシス・フォード・コッポラ。

1961年製作/アメリカ
原題:Tonight for Sure
配給:イタリフィルム
劇場公開日:1963年3月24日

ストーリー

世はあげてセクシー・ムードの氾濫時代。が、そんなムードに悲憤やるかたない奇特なご仁が1人いた。その名はベンジャミン・ジボウスキー(ドン・ケニー)という中年の独身紳士。ある日、彼の悲憤に同感したカウ・ボーイのサミュエル・ヒル君(カール・シャンツァー)が現れ2人は意気投合し、早速ナイト・クラブへ行った。そして1杯きこしめしながら打ち明け話を始めた。が、ジボウスキー先生には何やら魂胆があるらしく配電室に忍び込んで、夜中の12時に効を奏する仕かけをほどこした。まずヒル君が話し始めた。それによると、彼の友人ジェニーが砂漠のど真中で突然一糸まとわぬグラマーたちに会ったというのだ。そのためジェミーは時々発作的に首筋が痛くなり、するときまって眼前に裸の女が現れた。いやはや、女の裸は恐ろしい、とヒル君はため息をついた。全くけしからん、とジボウスキー先生はうなずき、今度は自分の話を始めた。社会に害毒を流すヌード禍を絶滅するには、まずその実態を研究する必要がある、と昼夜兼行でヌード・モデル嬢を追い、害毒的ポーズをなめるように観察したというのだ。一方、ジェミーは相変わらず裸のグラマーたちに砂漠から湖まで追い駆けられ虫の息で逃げ回っていた。全く世も末じゃ、とジボウスキー先生は羨ましそうに憤慨した。さて舞台のストリップはいよいよ佳境に入った。やがて12時になると、突然電灯が消え場内騒然--。しばらくして電灯がついた。と、ドアーを開けて入ってきたのは何と手に手にプラカードを持った主婦連だった。かくて、ジボウスキー先生とヒル君は、彼女たちにこの町を追放されたのであった。

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