劇場公開日 1963年11月26日

クレオパトラ(1963)のレビュー・感想・評価

全11件を表示

3.0まだ映画が勝っていた時代

2023年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

これだけのスケール、オープンセット、エキストラ、動物、戦闘シーン、衣装が総天然色向き。で大衆は胸ワクワク。日本ならまだ白黒テレビが豪華な時代、娯楽の中心は映画を感じさせる。
そんなエンターティメント性を存分に発揮。エリザベス・テーラーは美しく妖艶な魅力。4時間の大作だし、細かいところは気にせず、当時の高揚を感じ、リズや豪華な衣装などに酔えればいいじゃないか。
うん、この系譜は今はインド映画に受け継がれているかなあ。

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Bluetom2020

5.0世界統一の夢

2021年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この時代のことについて、興味も関心もない人が鑑賞しても退屈な映画です。
この時代のことについて、興味も関心もあり、事前に時代背景を理解しているなら楽しめる映画です。
公開は1963年11月26日で、半世紀以上前の映画ですが、見ごたえはあります。
上映時間は244分で、4時間を超えます。
スペクタクルな戦闘シーンを期待すると、期待外れになります。
CGなしで、豪華な巨大セットの中で行われる会話劇という感じです。
史実とは、少し異なり、演出もありますが、クレオパトラという人の人生を知ることができることに鑑賞するだけの価値はあります。
クレオパトラがローマへ凱旋してくるパレードは、史実ではないようです。
クレオパトラは、この程度のパレードを、アレクサンドリアで良く行っていたそうです。

クレオパトラは、王家に生まれ、教養を身につけ、市民の支持を得て、国を統治しますが、共和制から皇帝制に代わるローマという外国の時代の変化、ジュリアス・シーザーの後継者争いに負けて、自殺しました。
クレオパトラは、アレキサンダー大王の世界統一を実現し、世界に平和をもたらすという野望を持つような女性です。
クレオパトラは、エジプトの食料と金で、ローマ帝国を支援することで、この野望をあと少しという所まで、行うところが凄いです。
クレオパトラが、世界統一を実現し、世界に平和をもたらしていたら、どんな世界になっていたのだろうかと想像しても、想像できません。
クレオパトラのような女性は、想像できません。
王家に生まれた女性が、教養を身につけ、市民の支持を得て、国を統治した、例は思いつきません。
主人公はクレオパトラですが、クレオパトラを取り巻く男達がクレオパトラを引き立てています。
クレオパトラを取り巻く男達は、ジュリアス・シーザー、マーク・アントニーとオクタビアヌスで、歴史に残る偉人達です。
ジュリアス・シーザー、マーク・アントニーとオクタビアヌスも、特徴を良くとらえて、演出されています。
ジュリアス・シーザーは、非の付け所がない、スーパースターです。
マーク・アントニーは、勇敢に戦いますが、謀略には嵌められてしまいます。
オクタビアヌスは、戦うことなく、謀略を駆使して、勝利します。
ジュリアス・シーザー、シーザリオンとシーザー・オクタビアヌスという3人のシーザーの物語としても、面白いです。
ジュリアス・シーザーは、残された人生で、何かを成し遂げようと、皇帝になろうと焦った結果、暗殺されます。
シーザリオンは、ジュリアス・シーザーの子供というだけで、シーザー・オクタビアヌスに殺されます。
シーザー・オクタビアヌスは、若くして、ジュリアス・シーザーの後継者になり、ローマ帝国初代皇帝になります。

エジプト・プトレマイオス朝の最後、ローマ共和制の最後、ローマ皇帝制の始まりを知ることもできます。
エジプトは、この後、約2000年間もの間、支配され続けました。

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ノリック007

4.0歴史を作ったクレオパトラの美しさ

2020年12月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

絶世の美女と謳われたクレオパトラの名に恥じないエリザベス・テイラーの美しさ。
CG のないこの時代に、このスケールの大きさはスゴい。
歴史の勉強にもなります。女性の美しさというのは歴史さえも作るのですね。

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光陽

4.0ビッグスケール

2020年5月20日
iPhoneアプリから投稿

エリザベステイラーの美しさがより際立っている映画。
20世紀FOXの製作費もエキストラも壮大な超大作!!
リズの体調不良などにより時間もかかり、また不倫騒動もあったりで、約4年かかって作られ、なんと20世紀FOXにとって超大変だった、そして駄作とも言われているが、、、わたしにとってはとても好きな作品。
2年後のサウンドオブミュージックがなかったらきっと破産していたらしいが。。笑
リズ演じるクレオパトラのファッション、ウィッグそしてメイクにも注目!
244分で、約4時間だけれど、トントンと進むこの作品はとても観やすく時間もあっという間に経ってしまう。今じゃCGなしでは作らないだろうビックスケールを、たっぷりエキストラも使い、船も使い、クレオパトラの世界を作り出している。今思うと、巨額だったが、後世に残していきたい作品の一つだろう。

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Lily

3.0受験生が世界史を勉強するために、今見るべきかもしれない・・・

2020年4月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 大学受験のため世界史を勉強する人が観るには最適だ。しかし、この映画はそれほど面白いものではない。史実としては忠実なのかもしれないが、クレオパトラに翻弄されたシーザーやアントニーの男の物語の方が実際興味深いものがあるので、あくまでも謎の美女として扱うことに意義があると思う。こうした有名な話は、人々がすでに頭の中でイメージしたクレオパトラ像があるので、徹底した悪女ぶりとか、徹底した情けない男を描くべきであって、ロマンチックな部分は不要であろう。。。

 とにかく4時間は映画として長すぎる。最初に観た地上波の放送が丁度良かった。金の無駄遣いはやめましょう。

【追記】
 クレオパトラの主演女優の座を巡って製作側はオードリーとエリザベスのどちらを据えるかと悩んで、米映画館の館主にアンケートを実施したとのこと。どちらが客を呼べるかということだったが、過酷な撮影で入院までしたというエリザベス。出演料は初の100万ドルだった。

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kossy

3.5野心と策略と愛情の狭間で

2019年2月21日
iPhoneアプリから投稿
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everglaze

3.5金が・・・。

2018年12月31日
PCから投稿

当時、20世紀フォックスを倒産しかけたほどお金をかけて作られた映画。
端々にお金がかかっているので世界観の作り込みが半端じゃない!!
もうそれだけで感動できました。

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ハワイアン映画道の弟子

3.5超豪華な衣装とセットに彩られたスケールの大きいメロドラマ風のロマン...

2018年12月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

超豪華な衣装とセットに彩られたスケールの大きいメロドラマ風のロマンス作品。エリザベス・テイラーのクレオパトラは美しく華やかだが気高さが無いのが残念。

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tsumumiki

3.0いいフィルム使ってる

2018年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

製作費がふくらみ、二十世紀フォックス社が傾いたという伝説の映画で、上映時間は4時間。
クレオパトラはエリザベス・テイラー、前半はカエサル(レックス・ハリソン)との愛、後半はアントニー(リチャード・バートン)との愛。
CGのない時代、これほどのセットとエキストラ、一番いいフィルムを使い、いまだに色あせない見事さに感心してしまう。
アントニーの行動に説得力がないのが痛い。

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いやよセブン

4.0クレオパトラになりたい

2014年11月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

難しい

世界史は詳しくなくて
ウィキペディアであらすじを見ながら
なるほど!って感じで観ました。
豪華でエリザベステイラーも綺麗で
まあ、クレオパトラになりたいと思いました、はい。

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タテスジコ

3.0ただの豪華な舞台演劇になっている

2013年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

総合:60点
ストーリー:55
キャスト:75
演出:50
ビジュアル:85
音楽:70

 豪華絢爛な衣装とセットと、多数のエキストラを総動員した迫力のある映像などは見所である。たくさんの市民が集まっている場面や行進の場面は、実写によるものが持つ生の迫力がある。エリザベス・ティラーの存在感も高かった。

 でも壮大な歴史物語なのに、クレオパトラを中心とした人間関係の部分ばかりに大きな焦点が当たりすぎている。これだけ金をかけておきながら、たいして戦闘の場面が撮影されているわけでもなく、具体的な政治や統治が描写されるわけでもない。ひたすらクレオパトラとシーザー、アントニーとのからみ、あるいはその他の登場人物の科白の掛け合いが延々と描写されるだけ。例えばアレキサンドリアにいる敵の船を襲って火をつけたといっても、そうしたのだとシーザーによって宮殿の中で科白で語られるだけで、実際にそうされる場面は描写すらされない。歴史の流れも多くがひたすら宮殿の中でのクレオパトラをはじめとする人々の話として語られるだけに収まってしまっている。そのように劇中の殆どの場面は人々の説明的な話し合いだけで占められており、動画によって物語が動くことがあまりなく、これでは映画としては不満が残る。
 結局のところこれは映画というよりも、やたらと金を使った豪華なただの舞台演劇に近い。科白も自然な会話というよりもやたらともったいぶったもので、これもまた映画というより舞台のようだった。これだけ金をかけてこれだけ大きな話を取り上げて、なんでこんなにも室内だけで展開されるこじんまりとした話になったのだろうという印象が強く残った。結局、こんな出来事が起きたと説明的に科白で言われるだけでは動画としての動きが少なすぎるし、それは映画としては面白みに欠ける。

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Cape God