曲馬王

解説

「勇気万丈」「蕃地征服」等と同じくケン・メイナード氏主演西部劇で、フォード・ビーブ氏が書卸した物語によって「蕃地征服」をものしたハリー・J・ブラウン氏が監督したものである。メイナード氏の相手役は新進のマリオン・ダグラス嬢が勤め、フレッド・マラテスタ氏、モーリス・コステロ氏等が助演するほか例によってターザン号が大活躍をしている。

1928年製作/アメリカ
原題:The Wagon Show

ストーリー

ボップ・メースンは元来牧童として働いている若者だったが、たまたまその地方へやってきたベルダン曲馬団の道案内として雇われているうちに、ベルダンの娘サリーと想思の仲となった。一方同じくこの地方を巡業している曲馬団の持ち主セイアーは悪辣な興行師として同業者に擯斥されている男で、この度もベルダン曲馬団の花形騎手ヴィカリノという心の良くない男を買収し、なおほその上手を盡してベルダン側に防害を加えた。そのため財政困難に陷ったベルダンは差押えの強制執行を受けようとしたがボッブの機智で一時それを免れた。そしてヴィカリノに代ってボッブが出演して放れ業を見せ大喝采を博した。ろのため有利な條件でブラウンスヴィルで独立祭日に興行する契約が成立った。これを嫉んだセイアーはヴィカリノをしてブラウンスヴィルへ赴くベルダン曲馬団を間違った方向へ誘はしめた。興行を始める際になって半分以上の車や動物が到着しないので、ベルダン曲馬団は見物人達に暴行破壊を加えられかけた。ボッブは急遽仲間の牧童連を引連れてセイアーを襲撃してベルダン曲馬団の車を奪還して疾駆して帰って来た。それを誰よりも悦んだのは可憐なサリーであった。

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