艦隊は踊る

劇場公開日:

解説

「皇太子の初恋」のジョー・パスターナクが1955年に製作したミュージカル映画。「アニーよ銃をとれ」のハーバート・フィールズ作・ヴィンセント・ユーマンス作曲のミュージカル・プレイから「皇太子の初恋」のソニア・レヴィーンとウィリアム・ルドウィグのティームが脚色し、「幌馬車隊」のロイ・ローランドが監督した。撮影は「掠奪された7人の花嫁」のジョージ・フォルシー、音楽監督は「皇太子の初恋」のジョージ・ストールである。出演者は「掠奪された7人の花嫁」のジェーン・パウエル、「マルクス兄弟 デパート騒動」のトニー・マーティン、「奥様は芳紀17才」のデビー・レイノルズ、「雨の朝巴里に死す」のウォルター・ピジョン、ヴィク・ダモン、ジーン、レイモンド、「踊る大紐育」のアン・ミラー、「あの高地を取れ」のラス・タンブリン、J・キャロル・ナイシュなど。

1955年製作/117分/アメリカ
原題:Hit the Deck
配給:MGM映画会社
劇場公開日:1955年7月31日

ストーリー

水夫長ビル・クラーク(トニー・マーティン)、水兵リコ・フェラリ(ヴィク・ダモン)、同じくダニー・スミス(ラス・タンブリン)は南に北に転戦し、半年ぶりでサンフランシスコへ帰ってきた。ところが6年前にビルと婚約したジンジャー(アン・ミラー)は結婚をのびのびにしているビルに業を煮やし他の男と婚約していた。リコの母は花屋のペロニとよろしくやっており、ペロニはこんな大きな息子がいるとは知らない。ダニエル・グサヴィア・スミス提督の子であることを内緒にしていたダニーはまだ子供だと思っていた妹のスーザン(ジェーン・パウエル)がミュージカル・ショーのスター、ウェンデル・クレイグ(ジーン・レイモンド)に参っているのを知ってびっくり。妹に会いに劇場へ行ったダニーは花形スターのキャロル(デビー・レイノルズ)に恋心を感じた。しかし、妹スーザンがクレイグのアパートへ行ったと聞き、仲間とともにアパートを襲ってクレイグをのしてしまった。スーザンはクレイグが怒ってSPに訴えたと知るや、みんなに急を告げたので、一同はフェラリ夫人宅にかくれて出航までSPの目をくらますことにした。だが、一同が解決策を相談するうちに喧嘩になってしまい、1人ひとり怒って出ていってしまった。同じ夜SPはダニーと間違え、同じ名のスミス提督(ウォルター・ピジョン)を逮捕に行き、ほうほうの態で退散した。いよいよショーの初日となって、楽屋のクレイグを訪れたスーザンは訴えを撤回してくれと頼むが、ダニーが彼女の兄とは知らないクレイグは、水兵たちが揃って謝りに来れば--といってこっそりSPに知らせた。本気にして来た一行はSPの待ち伏せをうけて大あわて、開演中の舞台に飛びこんでSPの手を逃れた。翌朝、提督室に呼び出された一行は、もはやこれまでと観念したが、ダニーがスーザンの兄だと知ったクレイグの心変わりでやっと事なきを得、また元気よくサンフランシスコ港から出航していった。

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