劇場公開日 2013年11月1日

  • 予告編を見る

「アメリカの良心を謳う」42 世界を変えた男 xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5アメリカの良心を謳う

2013年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

ジャッキー・ロビンソン・ディ。
メジャーリーグの選手全員背番号42をつけてプレイする日だ。
そうイチローの背番号も51から42に替え、いまなら31から42に変えてプレイしていた。黒人初のプレイヤーを記念してつくられた日だと言われていたけれど、ちょっとやり過ぎじゃないのと内心思ったものだった。
でも、この映画をみると、ジャッキー・ロビンソンと、それを支えた人たちの苦労がよくわかった。ひとつの習慣(悪習)、常識を覆すことのむずかしさ、いまは当たり前のように感じることが、そのときはすごい
抵抗感があったということを思い知らされる。
その慣性の法則に対して、立ち向かった人たちの物語は、この映画以上に熾烈だったのだろうと思う。そこでは、映画的としてのエンターテイメントをうまくミックスさせながらの演出が素晴らしい。
その時代をうまく捉えた映像、リアルにしてお伽噺のようなプレイ、そして、なによりも役者の演技に感心した。
特にオーナー/リッキー役のハリソン・フォードが秀逸。
時に大胆に反発するものたちを威嚇し、時に情を見せながら、諭す。
そんなメリハリのきいたオーナーを表情豊かに演じきった。
その姿はアメリカの良心と呼ぶにふさわしいと思ったのだった。

xtc4241