劇場公開日 2012年1月7日

「他人だからこそできること」普通に生きる まごちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0他人だからこそできること

2012年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

重症心身障害者のドキュメンタリーです。

小林不二也所長の「でら~と」という施設での生活と、

小沢映子さんの行政への働きかけなどが中心になっています。

見終わって思ったのは、「丸太で木造の舟を運ぶような」作品だということです☆=

木造の舟は、障害者のお子さんたち。

天使のようだけれど、自分では 動けない。。

そして、大海原に向けて次々と丸太をくべるのは最初はご両親たち。

この作品を見て 痛感したのは、丸太をくべる作業にも、

休息は、なくてはならないものとして必要なのだということです。

「でら~と」の小林所長の言葉です。

「人間のはたらきは、頭の良いこと、作業が早いことだけではありません。」

  わたしたちは、ときどき丸太をくべるのを手伝いながら、

その舟の輝くさまに うたれ続けて生きる。。

そんなふうに、社会が成熟したら 素敵だと思います。

そんなことを、考えさせられる作品です。 (^-^#)

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まごちゃん