「メタボについて考えさせられる」名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5メタボについて考えさせられる

2020年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 前作から毛利小五郎の声優が神谷明から小山力也に代わっていたことに気づかなかった(汗)。あぁ、ずっと眠ってたから気づかなかったんだと勝手に納得です。今作においてもそれほど活躍しなかったけど、新潟県警刑事の渡部陽一が顔もそっくりだったので笑ってしまいました。台詞にもしゃべりが遅いとあったから、脚本段階から決まってたのですね!渡部さんに持っていかれた感じです。

 とにかく冒頭から地下鉄爆破のスペクタクルシーンで圧倒されるのですが、観終わってから考えると、さすがに無理だろうと思った。しかも終盤のダム崩壊もありえない迫力で、それだけでもうんざりするはずなのに、ストーリーが中々良かった。多少ツッコミどころがあっても、やっぱり人間関係重視で泣かせるエピソードがいい。遠野みずきと武藤武彦の関係とか、立原冬馬の今後の人生とかの・・・

 15分が限界という雪崩救助のテーマやメタボについてとか、「言葉は刃物」というコナンの説教も印象深い。古典的な雪上の足跡から始まり、本格推理ものとしても優れていたプロットでしたが、やはり序盤からのスペクタクルは激しすぎた。東日本大震災の影響もあり、これだけのカタストロフはやっぱりきついなぁ・・・

kossy