孫文の義士団 : 映画評論・批評

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孫文の義士団

劇場公開日 2011年4月16日
2011年4月5日更新 2011年4月16日よりシネマスクエアとうきゅうほかにてロードショー

中国と香港の才能と技術を融合させた歴史アクション大作

辛亥(しんがい)革命前夜の孫文は事実、暗殺者に命を狙われていた。これを基に、今回プロデューサーを務めたピーター・チャン監督の実父が描いた幻のカンフー映画を、ピーターの旧友テディ・チャンが新たにリメイク。

オリジナルとの違いは、スパイの顔も持つバクチ好きの警官や、志半ばで信念を変えた暗殺団リーダーなど、善人も悪人もしっかりキャラクターが立っていること。巨大セットでよみがえった20世紀初頭の香港で、彼らを演じるのは、バルクール・フリーランニングのアクションを魅せるドニー・イェンや、「レッドクリフ」の趙雲と同一人物には見えないフー・ジュンなど、ベテランや実力派、さらに格闘家、ミュージシャン、バスケ選手まで、バラエティに富んだ面々。

前半パートでは、彼らのバックグラウンドをじっくり丁寧に描くという、中国映画が得意とするドラマが展開。孫文が来港する後半パートでは、ほぼリアルタイムで、義士団と暗殺団の攻防戦が展開。これでもか、とたたみかけるアクションは、まさに香港映画の十八番だ。つまり、本作は政治や革命云々といったテーマを訴える小難しい作品ではなく、中国と香港、両映画界の才能と技術を融合させたエンターテインメント大作なのである。

名もなき義士団たちの持つ信念は、「SP」や「十三人の刺客」にも通じるものがあり、アジア人なら必ず心を動かされるツボも見事。まさに、ハリウッドにはマネの出来ない興奮と感動、そして中国人としての誇りが詰まっている!

(くれい響)

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