劇場公開日 2010年9月11日

悪人のレビュー・感想・評価

全229件中、1~20件目を表示

4.5人は集い、そして散じる

2011年10月1日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

李相日(リ・サンイル)監督作品の映像は、綺麗とは言い難い。けれども、美しいはずだ、美しくあってほしいと思わずにいられない。幕切れの二人の顔は、一瞬直視し難いほどにやつれてすさんでいる。それでも、二人の表情は美しい。そんな思いへ観る者を衝き動かす、感情のほとばしりを秘めている。
取り返しのつかない過ち、引き返せない道行き。絶望に押し潰されそうになりながらさ迷う彼らに一筋の光を与えるのは、ふと出会った見ず知らずの人の言動だ。たとえば、無愛想なバス運転手の一言が、突然逃亡犯の身内となった老女を現実世界に繋ぎとめる。それは、胸がすっとする、清涼剤のようなワンシーンだった。極め付けは、娘を失った父の独白。搾り出すような彼の言葉は、渇いた大地に降る雨のように、感情を失い渇いた若者の心にしみていく。
しかし、父はその言葉をいちばん大切だった娘に伝えることはできなかった。(李監督の長編デビュー作「ボーダーライン」で、主人公の少年の心を揺り動かしたのは、たまたま知り合った冴えない中年ヤクザ(本作では主人公のおじ役の光石研が演じている。)との不器用な語らいだったことが思い出される。)本当に大切なことは、身近な人ではなく、行きずりの人から教わるもの。逆を言えば、本当に伝えたいことは、一番に伝えたい人に伝えられない、そんな不条理さを内包しているのかもしれない。
その時、言わずにいられなかった、伝えずにいられなかった言葉。そんなかけがえのない言葉に出会えるのは、理屈や思惑を越えた、偶然とも運命ともいえる巡り会わせゆえ、なのだ。

それにしても気になるのは、「フラガール」の李監督と言われても、「スクラップ・ヘブン」の李監督と言われないことだ。「スクラップ・ヘブン」は、加瀬亮、オダギリジョー、栗山千明による、閉塞的な社会から抜け出し、対決しようとする若者を描いた群像劇であり、「ボーダーライン」と同様に本作と地続きの作品と言える。本作を機に、父を殺した少年のロードムービー「ボーダーライン」は再評価の動きがあったが、「スクラップ・ヘブン」が描いた世界には、まだ世の中がついていけていないようだ。
私は、李監督の「次」が待ちどおしい。李監督作品を観ると、いつもそう思う。
映画には、大別すると「予想される大団円的結末に危なげなく向かう作品」、「あっと驚く結末を備えた瞬発力のある作品」、「どこに向かっているかが最後まで読み取れず、それでいて観る者をひきつける積み重ねから成る作品」があるように思う。李監督は、もちろん最後のタイプ。だからこそ、私は「次」が気になってしまう。李監督はどこに向かっていくのだろう?と。
「スクラップ・ヘブン」で語り切れなかったことを、「悪人」は語ろうとしている。けれども、語り尽くされてはいない。続きは、きっとまだ見ぬ「次」にある。

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cma

4.5李相日の容赦ない追い込み方に瞠目

2020年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2010年に鑑賞した作品としては、1位。
李相日監督は、いつだって手がける作品に説得力を持たせており、今作は彼のキャリアのなかでも3本の指に入る出来栄えになっていると、個人的には感じている。
妻夫木聡と深津絵里が素晴らしいのは言うまでもない。岡田将生と満島ひかりが軽薄な役どころを見事に演じ切り、樹木希林さんと柄本明はどこまでも作品に寄り添った演技で観る者の心を打ちのめしてくれる。
それにしても、灯台のシーンは寒かっただろうなあ…。あの容赦のない追い込み方に瞠目させられてしまう。次はどんな作品で、誰をどのように追い込んで、作品世界を構築していくのか楽しみでならない。

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大塚史貴

4.5【93.0】悪人 映画レビュー

2025年10月4日
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鑑賞方法:VOD

作品の完成度
吉田修一の原作が持つ現代の孤独、人間関係の希薄さ、地方の閉塞感、そして「悪」の定義という重層的なテーマを、李相日監督が徹底したリアリズムと情感豊かな演出で映像化
殺人犯と被害者の視点、それぞれの家族や関係者の思惑が複雑に絡み合い、単純な善悪二元論を否定する構造
九州地方の乾いた空気感や生活の細部に至る描写が、登場人物たちの置かれた環境の過酷さを際立たせる
脚本、演出、演技、美術、音楽の全てが高いレベルで調和し、観客に倫理的な問いを突きつける重厚なヒューマンドラマとして成立
監督・演出・編集
李相日監督の、人間の内面を深くえぐる容赦ない演出手腕が際立つ
特に、祐一と光代の逃避行における刹那的な愛の描写と、被害者家族、加害者家族の苦悩を交互に描く構成が秀逸
登場人物たちの心の機微を、会話だけでなく表情や間、風景の中に読み込ませる手法
光代の回想によって挿入されるラストシーンの灯台の美しさは、絶望的な状況下での一縷の希望、あるいは純粋な愛の幻影として機能
今井剛による編集は、物語のテンポを損なうことなく、緊張感と感情の抑揚を見事にコントロール
キャスティング・役者の演技
清水祐一:妻夫木聡
孤独と鬱屈を抱える殺人犯、清水祐一役
外見は金髪、しかし内面は不器用で優しさを持つ複雑な青年像を、繊細かつ鬼気迫る演技で体現
特に光代との出会いによって生まれる感情の揺らぎや、祖母への思慕の念、そして追い詰められた末の絶望的な表情は圧巻
それまでの爽やかなイメージを完全に覆し、日本のトップ俳優としての地位を確固たるものとした渾身の主演
第34回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、第53回ブルーリボン賞主演男優賞など、国内の主要な賞を多数受賞
馬込光代:深津絵里
祐一と出会い、逃避行を共にする女性、馬込光代役
安定しない日常と孤独から、刹那の愛にすべてを賭けるOLの悲哀と純粋さを表現
地味な外見と、時折見せる痛々しいほどの情熱とのコントラストが、光代の孤独と渇望を浮き彫りに
祐一を受け入れる際の強さと、その後の逃避行における壊れそうな儚さを見事に演じ分け
第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞、第34回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞など、国際的な評価と国内の賞を総なめ
増尾圭吾:岡田将生
被害者・佳乃を弄んだ大学生、増尾圭吾役
裕福な家庭に育ち、軽薄で傲慢な性格、罪の意識の希薄な「現代の若者」の象徴を体現
その屈折した悪意のなさこそが、祐一の怒りを爆発させる引き金となり、物語の重要な悪意の源となる
無責任さゆえの「悪人」像を、憎々しくもリアルに演じきり、助演として強烈な印象を残す
第34回日本アカデミー賞優秀助演男優賞にノミネート
石橋佳乃:満島ひかり
殺された保険外交員、石橋佳乃役
自己中心的で承認欲求が強く、周囲を振り回すキャラクターを、苛立ちと同時に哀れさも感じさせる絶妙なバランスで演じる
被害者でありながら、その言動が事件の遠因ともなるという複雑な役どころを、若手ながら見事に表現
登場時間は短いながら、強烈なインパクトを残し、物語にリアリティを与える重要な役割を果たす
石橋佳男:柄本明
被害者・佳乃の父、石橋佳男役
娘を失った悲しみと怒り、そして加害者とその家族への複雑な感情を、抑えた演技の中ににじませる
娘を愛しながらもその本質を理解しきれなかった父の苦悩を、その佇まいだけで雄弁に語る
終盤の祐一との対峙シーンでの圧倒的な存在感は、観客の感情を揺さぶる
第34回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など、数多くの助演男優賞を受賞
清水房枝:樹木希林
祐一の祖母、清水房枝役
孫の犯した罪に苦しみ、それでも孫を信じようとする、地方に生きる老女の姿を体現
孫への無償の愛と、世間からの非難に晒される心境を、静かながら深い悲しみをもって演じる
その存在自体が、加害者家族の抱える重い十字架を象徴
第34回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など、多数の助演女優賞を受賞
脚本・ストーリー
吉田修一の同名小説を、原作者と李相日監督が共同で脚色
福岡での殺人事件を起点に、加害者・清水祐一と、彼を愛し逃避行を共にする馬込光代の「愛の逃避行」を軸に描く
同時に、被害者・石橋佳乃、その父・石橋佳男、そして真犯人ではないが事件の引き金となった増尾圭吾など、事件に関わる人々の群像劇としての側面も持つ
「悪人とは誰か」というテーマが全編を貫き、単なる犯罪ドラマに留まらない、現代社会の抱える闇、孤独、そして人の心の機微を深く抉る物語
映像・美術衣装
長崎、福岡、佐賀など、九州地方のロケーションを最大限に活かした映像美
特に、長崎の漁村の寒々とした風景や、都市部の無機質な出会い系サイトの描写が、登場人物たちの孤独感を強調
笠松則通による撮影は、地方特有の重い空気感と、祐一と光代の逃避行における情感を巧みに捉える
美術や衣装は、登場人物の社会的階層や心理状態を反映したリアルなもので、作品のリアリティを高める重要な要素となる
音楽
久石譲が担当
主題歌は福原美穂「Your Story」
久石譲の音楽は、物語の根底に流れる深い悲しみと、祐一と光代の純粋で痛ましい愛を静かに、かつ雄弁に彩る
過度な感情移入を避けつつ、観客の心に静かに染み入るメロディで、登場人物たちの孤独と葛藤を包み込む
アカデミー賞または主要な映画祭での受賞・ノミネート
第34回モントリオール世界映画祭 最優秀女優賞(深津絵里)受賞
第34回日本アカデミー賞 最優秀作品賞、最優秀監督賞(李相日)、最優秀主演男優賞(妻夫木聡)、最優秀主演女優賞(深津絵里)、最優秀助演男優賞(柄本明)、最優秀助演女優賞(樹木希林)、最優秀音楽賞(久石譲)など、主要な賞を含む13部門で優秀賞を受賞し、うち最優秀賞を多数獲得
第84回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・ワン、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、助演男優賞(柄本明)受賞
作品
監督 李相日 130×0.715 93.0
編集
主演 妻夫木聡S10×2
助演 深津絵里 S10×2
脚本・ストーリー 原作
吉田修一
脚本
吉田修一
李相日 A9×7
撮影・映像 笠松則通 A9
美術・衣装 美術 杉本亮 衣装デザイン
小川久美子 A9
音楽 久石譲 A9

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honey

3.0国宝絡みで李相日監督作品として見た

2025年9月27日
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悲しい

怖い

難しい

NHKのスイッチって番組で、
この作品を知って、見た。
私には全く刺さらない。

悪人の定義が分からなくなったが、
いずれにしても馬鹿ばっかり。
見てて気持ちの良い作品では無かった。

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ぷぅ

3.5皆少しずつ悪人

2025年9月23日
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悲しい

原作は、朝日新聞に2006年から10ヶ月連載された同名小説。出会い系で出会った男女の物語。佳乃の自慢話で1日の連載が終わるような進み方で、暗くて長い印象だった。映画にもその雰囲気が出ている。
解体のシーン、台所の窓に黒い影が近づき、バリバリに壊されていく。暴力的に見せつけることで、殺伐とした空気が漂う。
祐一の祖母は、夫の世話を孫に丸投げして、息抜きしている。祐一は自分を捨てた母親から、なけなしの金を奪う。佳乃は、増尾から受けた仕打ちを祐一のせいにする。
光代は恋人を失いたくないから、祐一を引き止めた。
大なり小なりの悪が絡み合って物語は進み、佳乃の父が増尾に向かう。最後、突き放すことで、その流れを断ち切ったように見えた。
2人の逃避行のシーン、ポロロンというメロディがメロドラマのようで安っぽかった。
祐一は「光代に早く会っていれば」と言ったが、佳乃の事が無ければ、会ったかどうか分からない。
俳優たちの演技が圧巻。特に妻夫木聡の祐一は、連載を読んで想像した、そのものだった。

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hk

4.5さすが受賞作品

2025年9月10日
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悲しい

難しい

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もちこ

4.0本当の悪人は誰なんだろう。

2025年9月6日
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悲しい

怖い

ドキドキ

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蜷川吝塀

3.5もっと抑えた表現になればいいのに

2025年9月5日
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悲しい

癒される

ドキドキ

美しいシーンが沢山あります。
醜いシーン、醜い生き方を何度か見せられる。
ふとした偶然的な出会いや不運で人生を翻弄される中懸命に生きる市井の人を描く作風は好きです。
説明的な表現を削ぎ落として欲しい。

感性としてはフェリーニの初期作品の「道」や「カリビアの夜」、あるいはヴィスコンティの初期作品「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「若者のすべて」やマイケル・カコヤニスの「その男ゾルバ」。
邦画なら成瀬巳喜男や今村昌平の作品を思いますが、昔の映画は残酷。生易しくない。淡々と説明なしに現実として描く。
この監督はまだ完成形に至っていない。過渡期です。
「国宝」は進化したがまだまだ完成形ではない。
もう少し俯瞰的に観る事も必要。

この映画の深津さんはいい。
満島ひかりは嫌な役を成り切って演じましたね。

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Kenku

5.0悪人はひょっとして私達だったのかも知れません

2025年9月4日
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悪人

2010年 東宝

悲しい
物語でした

地方の出口のない閉塞感
海のない町のように
海があっても、
それ以上どこにもいけないと感じるように
都会のような華やかなものもない
そもそも若者が少ないから車やネットがなければ、若者が顔を合わせることもできない
自転車しかなく、仕事と部屋との往復だけの生活ならば、それは孤独そのもの、牢獄のようなものです

仕事も少なく、やりがいを持って働ける仕事はない
働く場があるだけでまし
無論、男女の出逢いなどあるわけもない
生きているのだか、死んでいるのだかわからない毎日
それで若者といえるのだろうか?
若い日々は永遠に続くようでそうではない
焦ったところでどうにもならない現実
都会にいけないのは、彼等、彼女等なりに理由がある
誰だってこんな田舎を捨てて都会に行きたいのはあたり前だ
いつの間にか30代、いや40代になってしまう
先の見えない真っ暗な人生
いや先は見えてる
真っ暗だと

こんな東京とは全く違う地方の若者の生活が、まず活写されます

九州の福岡、佐賀、長崎の辺りとすぐわかりますが、町の様子は日本全国中ありふれた
光景で、日本のどこにでもある地方のことだと示しています

2025年の今
公開当時よりこういう状況は一層進んでしまっています

灯台
針路はこちらだと指し示す存在です

光代には、祐一は灯台の光そのものでした
この光を見失ったら、真っ暗な海の真っ只中でまた漂流してしまう

家庭を持つ普通の幸せな生活には絶対たどり着けなくなってしまう
子供をもつならタイムリミットも迫っている
そんな恐怖にとらわれたのだと思います
それが愛なのか?違うものなのか?本人にもわからないでしょう
とにかく幸せの方向を指し示していたのでず
体の中から熱く燃え上がるような思いだったのだと思います

祐一は母に灯台で置き去りにされ捨てられた子供です

それに反して、灯台に戻ってきた光代は自分を捨てなかった
本当に自分を愛してくれた女性だと、祐一は心の底が熱くなるほど感動したことと思います
その一方で母に捨てられた記憶はこう叫ぶのです
そんな訳がない!
自分は悪人なのだから、捨てられて当たり前の男なのだ
殺されそうになったなら光代だって逃げるはずだと彼は光代の首をしめます
彼女に罪がおよばないように狂言でやったことではないでしょう
でも光代は殺されることを受け入れようとしていました
祐一は母から捨てられた灯台で、確かな別の愛を得たと確信したのです
光代と祐一の二人にとっては、初めて生きていて良かったと思えた瞬間だったかもしれません
痺れるような愛の成就だったと思いました

誰が悪人?
それは一人を殺し、一人は殺人未遂した祐一に間違いありません
しかし、祐一と光代をこのような形でしか出逢うことが出来ない社会にした大人達のせいであるのかも知れません
きっと普通に出逢えていたなら良い恋愛をして二十代で家庭を持てたはずの二人です
子供もいたことでしょう
祐一は真面目に働き良い父になったことでしょう
こういう出逢いしか出来ない夢も希望もない21世紀にした世の中のせいです

祐一を捨てた母に代わって育てた祖母?
殺された佳乃をあのような娘に育ててしまった両親?
そんな訳がありません
祐一を捨てた母?
遠因はあるかも知れません
でもみんな、祐一をそのような運命に追いやろうとは誰も思ってはいないのです
彼等、彼女達なりにその時は自分たちにできる精一杯に生きてきただけだと思います

都会の大学生のくず男には、祐一と光代の関係は、理解できない純粋さだと思います

都会に暮らす私達も同じです
祐一の祖母に群がるマスコミのように、この事件がもし現実にあったとしたら、そのニュースをテレビでみて、悪い男がいるもんだとその背景を何も考えずに言っているに違いありません
都会の繁栄と地方の衰亡は裏表です
都会の自分達が幸せに暮らしているのは、地方の衰亡の上にあることなど考えたこともありもしません

悪人はひょっとして私達だったのかも知れません

深津絵里の美しさに驚嘆させられました

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あき240

2.0共感できず

2025年8月31日
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感動できそうで、させてくれない。共感できそうで、させてくれない。嫌な奴が一杯出てきて悲しい気分にさせられる。すっきりさせてくれない。

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nob

5.0イケメンなら稀代の悪であってもヤマトンチュは許してしまう?

2025年8月30日
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マサシ

3.0未来の自分、周りの人のために今の行動を考える

2025年8月30日
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国宝を見たので、久しぶりに鑑賞した

悪人にならないために、悪人を作らないために人と
のコミュニケーションの取り方、自分の行動に伴う影響、責任について考えた。

誰かにとっての悪人がいて、誰かのために悪人になる人もいて、

きっと私も誰かの悪人になっているかもしれないと思った

傷つけられたから誰かを傷つけることは何のためにもならない。

既視なのもあるかもしれないけど、演出がゆったりしていて観ていてキツく感じる時もあった、好みの問題もあるし、どちらがいい訳でもないと思うけど
国宝は3時間あってもテンポが良くて、だからウケたのかなあ

久石譲の音楽が良くて、堕ちていくけど静謐で、悪いのに心地よくて、怖かった

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@R3X

5.0深津絵里さんの演技

2025年8月17日
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泣ける

悲しい

知的

人間の悪さ、優しさ、虚しさが絡み合い、暗い内容ですが、妻夫木くんの儚い演技、なんといっても深津さんの圧倒的な演技によって美しい物語に昇華されます。
周りを固める名優の方々も流石の演技力で、感情が揺さぶられ続けます。説得力のあるストーリーと綺麗な風景、演技、スクリーンで観たかった映画です。

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映画野郎

5.0勇気を だして

2025年8月16日
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泣ける

みた 静かに沈む余韻 色んな側面から 丁寧に紡がれていた 未熟な若者達の 危うさよ 真っ直ぐな 九州弁 ダサくとも 悔しくとも 真面目に生きた方が 美しい 公開から15年 提示された様々な問題は より深みを増している 世間的には そう でも your story  あなただけの 物語 も ある

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Sophia

4.0感動等は無いが、俳優たちの熱演を引き出す演出力には感服

2025年8月13日
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ドキドキ

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Kazu Ann

4.0善悪の境界を越えたとき

@さん
2025年8月10日
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殺人は悪いことだけど殺人犯=悪人なのか

誰が善人で誰が悪人とか一片をみては言えない

でも、殺人を犯してしまったことで
どんな人でも「悪いやつ」になってしまう

それくらいに殺人剤は重い

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@

3.0原作未読。 正直な感想を言うと、私には刺さらなかった。増田や佳乃が...

2025年7月27日
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原作未読。
正直な感想を言うと、私には刺さらなかった。増田や佳乃が悪人で、祐一と光代が本当は善人? そういう風にしかとらえられない描き方だと思った。
善人が悪いことをしてしまうのだが、彼ら彼女らの背景があまり描かれていないため、絵空事のような、「本当は心優しい殺人犯と孤独な女性の悲恋」という、定型的な物語にしかなってないような・・・。

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hato

3.5後味が悪い・・・。心がある程度元気な時に観ないとツライ。

2025年7月15日
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鑑賞方法:VOD

直前に映画館で「国宝」を観たからか、李相日監督の作品ということでAmazonPrimeのおすすめに出来てきたのかも。この映画の宣材(?)で、妻夫木聡と深津絵里が出ている写真は何度か見ていたけど、暗い映画だよな・・・と思い、どちらかといえば敬遠していた。が、その予感は間違えていなかった。

灯台の太陽が昇るシーンと事件との対比。朝日が美しすぎるからこそ、そこにできる影がより深くなる、というか。そういう映画だとはいえ、この、やるせなさが、最後に残る後味の悪さの根本なのだけれど、僕にはうまく消化できない。

決して悪い作品というわけじゃなく、どの俳優さんも素晴らしいけど、作品の内容自体が、観る人を選ばさせている、と思う。

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しの

4.5本当の悪人は

2025年7月9日
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鑑賞方法:TV地上波、VOD

泣ける

悲しい

ドキドキ

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qq

5.0とても苦しい

2025年7月2日
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思ってた以上に、めためたに重いストーリーでやられました。
すべてにおいてレベルが高いです。

主要な登場人物の演技も素晴らしい。
特に深津絵里、樹木希林、柄本明
妻夫木聡は共感できなさ過ぎて評価しきれないと感じました。
ということは逆説的にいうとやはり素晴らしいのですね。
あと岡田将生にもなんか賞あげてほしい。

無理やりに注文つけるとすれば
健康食品のパートでしょうか。
これを入れる意味はなんとか理解できたのですが
ちょっとさすがに食傷気味というか・・・。

また、個人的に
ひとつ前に観た作品内での方言の使い方がすごく引っかかったのですが
この作品では気になりませんでした。
九州地方の人はこの俳優陣の演技をどう感じたのかなという興味はあります。

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うまぶち
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