劇場公開日 2009年11月6日

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「毎年恒例行事化した映画」ソウ6 TOKUSHIさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5毎年恒例行事化した映画

2009年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

知的

「今年もまたSAWの季節がやってきましたね。」
もはやそういうイベント的な作品へと昇華している(成り下がった、とも言う)。

とにかくシリーズを重ねる毎に無駄な肉を付けていく作品。
無理に後付けで謎を解決したり、増やしたりして、どんどん膨れ上がるストーリー。
もはやどこに行き着けばいいの、この結末で…
ってな感じの6作目。

もはやジグソウの一貫性や哲学が完全に揺らいで、
ジョン・クレイマーが、ただのクレイマーみたいになっている(笑)、いやマヂで。
劣悪クレイマーですよ、こんなん。

「ただ残忍なことがしたいだけなのか?」

というような科白は、監督が自ら(もしくはシリーズ自体に)自問自答しているようにも聞こえた…
SAWよ、どこへ向かう…

毎回毎回ダメ出ししているのだが、
それでもやっぱり続きが気になるし、ここまで来たら7だろうが、8だろうが、9だろうが…、最後まで見届けるしかない!
5まで観てる人は最後まで見届けようじゃないか!

P.S:
それと今回アメリカの保険制度の話が出て来て、
マイケルムーアの「シッコ」を観てみようかな、と思った(笑)。

TOKUSHI