劇場公開日 2009年12月26日

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「等身大の登場人物が魅力的」海角七号 君想う、国境の南 ☆くっきーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0等身大の登場人物が魅力的

2009年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

幸せ

バイクに荷物を積みバイクに跨ったとたんに、肩にかけたギターが落ちる。
拾い上げたギターを叩き壊し、「台北なんか嫌いだ!」と叫ぶ。
夢破れた主人公の阿嘉。
しかし、想い、悩み、迷い、苦しんでいるのは彼だけではなかった。
悩みや迷いは万国共通。
それぞれの思いが、どこか皆、共感を覚えます。
それぞれのキャラクターがみな微笑ましく思えるのはそのせいでしょう。
挿入歌もとても効果的で
特に茂さんの月琴で歌う『野ばら』は、印象的でした。
范逸臣と中孝介。歌手の起用のより、その歌唱力も確かなもので、感動を呼びました。
実際に、映画の中で結成されたバンドのライブを、生で聞いてみたくなりました。

☆くっきー